公式 SNS twitterfacebookgoogle+

下町ボブスレー × ひかりTV

TOPICS

下町ボブスレー × ひかりTV for 4K

「氷上のF1」と呼ばれるウインタースポーツの華ボブスレー。イタリアではフェラーリ、ドイツではBMW、そしてイギリスではマクラーレンが国の威信をかけて競技用そりの開発を手がけるヨーロッパの伝統競技です。「下町ボブスレー」は、日本の下町・大田区の町工場が集まって、純国産のオリジナルそりを作り上げ、世界に挑む一大プロジェクト。
ひかりTVは、メインスポンサーとしてこのプロジェクトを支えるだけでなく、最新の4K映像による番組を制作。熱い想いが込められたこのプロジェクトに、圧倒的な臨場感で迫っていきます。

90秒トレイラー

PLAY MOVIE
4kとは?
Ohta Project

モノづくり大田区からの挑戦

下町ボブスレーネットワークプロジェクトは、東京大田区の町工場が集まって、これまで外国製のそりを使っていた日本ボブスレーチームのために、メイドインジャパンのそりを作り上げオリンピックに挑むプロジェクト。
4000もの町工場がひしめく日本製造業の一大拠点大田区。高品質な日本のモノづくりを支えてきた職人の技をネットワークし世界に挑む。

株式会社 マテリアル 代表取締役
下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会 委員長
細貝氏インタビュー

PLAY MOVIE
  • spec&feature 早さの秘密

    2013年10月、昨年の一号機の実戦解析を踏まえ、オリンピック出場を目標に設計された下町ボブスレー二号機が完成した。世界と戦う速さを手に入れるため、さまざまな工夫がなされている。

    オリンピックを戦う二号機の特徴

    1:小型・軽量化

    一号機より全長は24cm短く、重量は50kg軽い。鍛造と切削のコラボレーションで中空一体成型のアクスルシャフト。

    2:選手の要望への徹底対応

    ばね特性の異なるランナーキャリアを3種類用意。構造の異なるステアリング機構を2種類用意。

    3:振動吸収性能の向上

    フレームの断面形状を1号機の角型から楕円型に変更フレームの径や形状が場所により変化する3次元構造。足回り=ランナーキャリアにばね特性のある素材を採用。

  • 主な構造1

    n01 n02 n03

    二号機のSPEC

    全長: 3000mm
    重量: 135kg
    ※バランスウエイトで規定重量クリア

    カウル

    カウルと呼ばれる黒いボディは、ハイテク素材であるカーボン繊維強化プラスチックで作られている。鉄の10倍の強さがあって重さは1/4と軽くて丈夫。空気抵抗を減らせるようコンピューター解析でデザインされている。

    バンパー

    フロントとリアの両脇についている部分。氷のコースにぶつかっても壊れないようについている。

    ランナー

    氷の上に接する「刃」の部分。スピードやコントロール性能を左右し、タイムにも大きく影響する最も大切な部品。

  • ねじれ構造

    直線やカーブが連続する氷のコースに対応するため、フロントとリアのシャーシとボディが、左右に揺れてねじれる構造になっているのが特長。

    アクスル

    前(フロント)と後ろ(リヤ)に1本づつ使用されている車軸のこと。それぞれフロントアクスルとリヤアクスルと呼ぶ。

    n04 n05 n06

    主な構造2

    ステアリング

    ボブスレーの中央に見える赤いリング状の所を両手でそれぞれもって、前後に引いて調整することで前のランナーの舵をきる。

Ohta Project

下町ボブスレー開発の裏側

otaBrand

4000もの町工場がひしめくモノづくりの街大田区。最新スマホ、精巧な医療機器、新幹線や橋梁のパーツから、人工衛星の部品まで。その卓越した職人技は高品質なメードインジャパンを送り出してきた。

町工場の横のつながりをネットワークし、匠の技によって作り上げられた「下町ボブスレー」。

その開発の裏側に迫る。

ランナー解析

栄商金属

リバースエンジニアリングが可能にしたランナー製作

金属材料などを扱う商社として創業し、現在は物づくりのコーディネートや検査業務を中心に行う同社は、リバースエンジニアリングにも力を入れている。今回のランナーもリバースエンジニアリングの手法によって誕生した製品。既存のランナーをレーザー3Dスキャニングし、選手の意見を取り入れたオリジナル形状のランナーの設計を行った。 佐山社長は、今回の『下町ボブスレープロジェクト』では、様々な技術と人の交流が計れた事が収穫だと語る。そして、アナログとデジタルを駆使する新世代の技術者たちが、今後の大田区の未来を切り拓いて行くと考えている。

ランナー切削

ムソー工業

1ミクロンの精度で1mの製品を加工する

創業から60余年。金属製品の特性を評価するための試験片製作を一筋に行って来た同社にとって、今回の『下町ボブスレープロジェクト』は、ボブスレーという、世の中に残る製品を造るという意味で、大きな意義を持つプロジェクトだった。 通常は1ミクロン(1/1000mm)単位の精密加工を行っている同社。今回は大型のマシニングセンタを駆使して1mを超える長さのランナーを、ミクロン単位の精度で切削を行った。製作したランナーは、オリジナル設計の複雑な形状、しかも4本一組を複数セット分という分量。これらの加工を数日かけて完成させた。

アクスルシャフト切削

東蒲機器製作所

世界への挑戦と、自分への挑戦

大田区から世界への挑戦を謳った『下町ボブスレープロジェクト』。今回アクスルの切削を担当した高橋さんにも、自分なりの挑戦という意味合いがあったという。通常の業務をこなしながら、鍛造を経た長尺のアクスルを10本も加工するという技術力と作業量。結果、工場長や新潟で操業する兄にも手伝ってもらい、会社一丸となってこのプロジェクトに取り組めたことは、会社の財産になったと語る。限られた時間のなか、鍛造、穴あけ、切削、熱処理など、実に7社が関わったアクスルの製造は、まさに大田区の高い技術とネットワークがあってこそ実現したプロジェクトではないだろうか。

フロントフレーム熔接

五城熔接工業所

みんなで目標を乗り越えていく心意気

駆動部分が複雑に組み合わされた、フロントシャーシ部品。遊びの無い寸法の部品を、熱による変形を計算しながら、その段取りを慎重に考える後藤さん。 後藤さんは3代目。普段は建築関係や試作品を手がける事が多いという。 『大田区』『下町』というキーワードが気になってこのプロジェクトに協力することを決めた。もともと横のつながりが深い大田区。今回の『下町ボブスレープロジェクト』に携わることで、更に仲間が増え、みんなで乗り越えて行く心意気が楽しいという。

熱処理加工

上島熱処理工業所

硬性と弾性、二律背反を可能にする

一般に鉄製品は、加工しやすい柔らかさが求められるが、完成時には硬さや、弾性といった、相反する性質が求められる。これらの性質を獲得するために熱処理という工程が重要となる。今回の『下町ボブスレープロジェクト』2号機では、ランナーを支えるバネ、アクスル(車軸)、ステアリングなど、特に大きな力が掛かる部品に熱処理を行った。上島熱処理工業所では、深さ1.5mのソルトバスと呼ばれる塩を高熱で溶かした炉をもち、製鉄所で使われる圧延ローラーなど、大型部品の熱処理を行っている。今回のリアアクスルも、このソルトバスがあったからこそ出来た熱処理工程なのだ。

ブレーキパイプ加工

信成発條製作所

金属パイプで自由に曲線を造り出す

自動車関係のバネ製造から始まった同社は、現在では金属パイプ加工を中心に手がけている。 太いもの、微細なものや、どうやって曲げているのか想像できない複雑な形状など、独特の技術であることを実感する。 同社では、オリジナルの加工機械を製作、使用することで、規格外の径や曲線の曲げにも対応できる。そのため、大手パイプメーカーからも加工依頼が来るという。 『下町ボブスレープロジェクト』では、ブレーキパイプ製作で1号機から参画。 家族的な雰囲気の工場からは、絶えず笑い声が聞こえていた。

フレーム軸受け加工

協福製作所

大田区の高い技術を世界にアピールしたい

協福製作所は、現所長が創業し、寿樹さんと昌之さんの兄弟が図面、営業を担当する家族的な会社。普段は溶接構造品の加工を主に手がけている。今回の『下町ボブスレープロジェクト』では、中刳(なかぐり)盤を用いてフレームの軸受け、軸の加工などを担当した。作業に当たっては、予めよじれや熱変形を計算することが重要で、そのための段取りが大切と語る。 昌之さんは、この『下町ボブスレープロジェクト』を通じて、大田区の町工場が高い技術をもっていることを世界にアピールできたらいいと思っている。

シャフト研削

加藤研磨製作所

家族にも理解してもらえた技術

加藤研磨工業所はベアリング製造から始まり、加藤社長で三代目。現在では自動車関連や工作機械関連の部品を製造している。今回『下町ボブスレープロジェクト』で同社が担当したのは、シャフト状の部品の研削工程。砥石を用いて、研削し精度を出す作業だ。普段の業務では最終製品を造る事は稀なので、今回ボブスレーという分かり易い製品の製造に携われたことで、従業員の家族にも同社の技術を理解してもらえる良いきっかけになったのでは、と語る。

road To Sochi

五輪への挑戦

Challenge from Japan

2013年10月、カナダ・カルガリーオリンピックパークにて、ついに下町ボススレー二号機が氷上を初滑走した。一号機の経験を活かして、五輪にフォーカスを合わせて開発してきた純国産そりが、いよいよ世界に挑む第一歩を歩み始めた。

カルガリーテスト走行ドキュメント

PLAY MOVIE
schedule

2013年11月26日、日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟は、ソチ冬季五輪を含む今シーズンの競技大会での「下町ボブスレー」使用を断念すると発表しました。 同時に、下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会は、「下町ボブスレー」ソチ五輪不採用通告の報告をするとともに、12月に長野県で開かれる全日本選手権などで自前の滑走テストを実施し、4年後の韓国・ピョンチャン冬季五輪を目指すことを発表しました。

日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟
下町ボブスレー2号機の国際競技大会等への使用について

下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会
下町ボブスレーソチ五輪不採用の通告について