2017.10.11水曜日

このエントリーをはてなブックマークに追加

コラムcolumn

男子高校生たちの激闘に熱くなる! 青春サイクルロードレース・アニメ「弱虫ペダル」の世界

スペース カウボーイ
「弱虫ペダル Re:GENERATION(リ ジェネレーション)」10月13日から劇場にて二週間限定特別上映
配給:東宝映像事業部
© 渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル03製作委員会

渡辺航の大人気コミックが原作の青春サイクルロードレース・アニメ「弱虫ペダル」。2013年に放映スタートしたTVアニメ版が女性ファンを中心に大ブームを巻き起こしている中、第3期全25話を新作パートを交えて再構成した劇場版アニメーション「弱虫ペダル Re:GENERATION」が、10/13より2週間限定公開! 今回は、TVアニメシリーズ3作(1期、2期、3期)や関連作品を通して、「弱虫ペダル」の魅力をご紹介します!

キャラクターたちの個性が光る、第1・2期

2013~2015年にかけて放映されたTVアニメ第1期「弱虫ペダル」と第2期「弱虫ペダル GRANDE ROAD」では、千葉県に暮らすアニメとマンガが大好きなインドア系オタク少年・小野田坂道が、ひょんなことから才能を見出されたことをきっかけに、総北高校自転車競技部へ入部。そこで出会った仲間との交流や、神奈川県の名門校・箱根学園メンバーといったライバルたちとの戦いを描きます。

本作の見どころは、なんといっても個性的なキャラクター陣。誰もがあまりのキツさに途中で自転車を降りてしまうほどの坂道でも、大好きなアニメ主題歌を口ずさみながら笑顔で登っていくという主人公・小野田坂道も魅力たっぷりなのですが、彼を取り巻く仲間たちもそれに負けない個性派揃い。なかでも、主人公の憧れの先輩となる巻島裕介は、グリーンに赤メッシュというとんでもない配色のド派手ロングヘアが特徴。あまり人とコミュニケーションを取ることが得意ではないため、後輩に怖がられてしまうタイプでもあります。しかしながら、チームメイトに向ける不器用な優しさと、周囲から何を言われようとも自分のスタイルを貫き通す生き方とで、主人公を凌ぐほどの圧倒的な人気を獲得しました。

そして、「弱ペダ」史上最強の特濃キャラと言えば、京都伏見高校の御堂筋翔です。中学時代に出場したレース中に「お母さんが交通事故に遭った」という嘘を吹き込んで、ライバルの戦意を喪失させた過去を持つ彼。登場する度に「ずるっ」「べちゃぁ」といった粘液的な効果音が流れる不気味なキャラなのに、不思議と女性を中心に高い人気を誇っているんです。その秘密は、勝利への執着を一瞬たりとも手放さない彼の貪欲さが、今は亡き母親へ寄せる愛ゆえだから! 性格悪い&気持ち悪い系キャラと思わせておきながらの、実は健気&純粋少年というギャップに、心をわしづかみにされた女子ファンが続出したのです。

新生チーム総北が始動する第3期

続く第3期「弱虫ペダル NEW GENERATION」では、主人公・小野田坂道に加え、新部長となる手嶋純太もストーリーの中心に。第1&2期では影の薄かった新部長・手島純太も、登場回数が増えるたびに存在感とルックスがパワーアップ! 主人公をはじめとする才能豊かな後輩に嫉妬することなく、高校三年生にして「オレは弱い」と自らを正しく受け止めるだけの度量を持ち、周囲の天才と同等に走るべく日々たゆまぬ努力を重ねる姿に「自分もがんばらないと!」と勇気をもらった視聴者も少なくないはず。

そんな総北高校自転車競技部の新たな世代の始まりを描くのが、10/13より2週間限定公開される劇場版アニメーション「弱虫ペダル Re:GENERATION」。「弱虫ペダル NEW GENERATION」第25話の終盤で登場したOB3人が、新生チーム総北の応援のために栃木県で行われているインターハイ会場へ向かう道中、今までの出来事を振り返る…という物語が展開します。

TVシリーズ第3期をオリジナルの新作パートを織り交ぜて再構成した映画は、初めて「弱虫ペダル」の世界に触れる方でも楽しめるよう、全25話のハイライトシーンをギュギュッと凝縮。さらにTVシリーズを視聴することで「このシーン、3年生たちはこんなこと考えていたんだ」「映画で登場したシーンの裏側には、こんな物語があったんだ」など、より深い部分で作品世界を楽しむことができるはず。

細部までこだわったスタッフの情熱がすごい!

「弱虫ペダル」シリーズの魅力は、個性的なキャラクターたちだけではありません。各キャラクターの体型やその才能に合わせて描かれるライドフォームなど、見逃してしまいそうな細かな部分も丁寧に描かれていることも、魅力のひとつ。これは、原作者の渡辺航先生自身が、自らもレースに参加するような自転車マニアだからこそのこだわり、と言えるでしょう。キャラごとに異なるロードバイクやヘルメットのメーカーセレクトなどからも、渡辺先生のサイクルロードレースへの造詣の深さが見て取れます。

そんな原作者のこだわりをTVアニメのスタッフもしっかり受け継いでいます。たとえば、TVシリーズ第1期のRIDE.9「全力VS全力」で繰り広げられる、主人公と同学年のエース、今泉俊輔との一騎打ちシーン。ここはぜひヘッドフォンで聞いてみてください。主人公・小野田坂道の自転車からは回転数の多い軽い音、ライバル・今泉俊輔からは、主人公よりも少し低めで回転数の少ない音、といったように各キャラクターが乗っている自転車やそのスタイルによって走行音が微妙に異なることがわかって、「ここまでこだわるのか!」と驚かされるはず。

“弱ペダ”のヒットが呼び起こした、自転車ブーム

素直で純粋な主人公や、彼の周囲にいる特濃キャラたちが繰り広げる友情ストーリーが女性層のハートを掴み、大ヒットを記録し続けている「弱ペダ」ですが、原作コミックとTVアニメの大ヒットだけには、そのブームはとどまりません。2012年から上演されている舞台版のチケットは軒並みソールドアウトとなっているなど、幅広いジャンルでも人気を博しています。

また、「弱ペダ」を通して実際のサイクルロードレースに興味を持つ(特に)女性も、数多く現れています。毎年10月に栃木県宇都宮市で開催されている国際レース「ジャパンカップ」では、今年も「弱ペダ」とのコラボレーションを実施。年を追うごとに、会場に足を運ぶ「弱ペダ」ファンの女性たちが増え続けています。

「自分もロードバイクに乗りたい!」という方も増加していて、各バイクメーカーはもちろん、中古市場でも女性向けロードバイクのニーズは「弱ペダ」人気とともに上昇中。作品内に登場する各高校のレプリカジャージも実際に販売されていて、こちらも人気です。

まとめ

ヨーロッパでは100年以上もの昔から圧倒的な人気を誇っているものの、日本ではあまりメジャーな存在ではなかったサイクルロードレース。「弱虫ペダル」という作品は「己の体力と精神力をエンジンに、1日で100km近くを走破」という競技の魅力を中心に、個性的な男子高校生たちの汗と涙がいっぱい詰まった熱血スポーツ群像劇。そんな青春ドラマは、女性を中心にブームを巻き起こし続けています。
手に汗握る展開で幕を閉じた第3期に続く物語を描く第4期も2018年1月からの放送が決定。劇場版アニメ「弱虫ペダル Re:GENERATION(リ ジェネレーション)」やTVアニメ第4期を十二分に楽しむためにも、ぜひこのタイミングで「弱ペダ」の世界に飛び込んでみてください!

最新記事