2017.11.22水曜日

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コラムcolumn

魅力は美しさだけじゃない! 最強女優姉妹・広瀬アリス&すずの勢いに、説得力がある理由

SNSでの微笑ましいやり取りや、アップされる2人の動画や写真から、仲の良さが伝わってくる広瀬アリス&すず姉妹。妹・すずがヒロインを務める「先生! 、、、好きになってもいいですか?」(10月28日公開)、姉・アリスが主演の「氷菓」(11月3日公開)が続けて公開されるなど、姉妹そろって今、女優としての勢いが止まりません!

妹は本格ラブストーリー初挑戦、姉は学園ミステリーでお嬢様役

「先生! 、、、好きになってもいいですか?」は、累計発行570万部を突破した河原和音の少女コミック「先生!」を、生田斗真と広瀬すずの初共演で実写映画化したラブストーリー。 ぶっきらぼうだけど実は優しい伊藤先生(生田斗真)に、初めての恋をした高校2年生の響(広瀬すず)の、切ない純愛の行方を描きます。

広瀬すず1
「先生! 、、、好きになってもいいですか?」
10月28日 配給:ワーナー・ブラザース映画
©河原和音/集英社 ©2017 映画「先生!」製作委員会

「広瀬すずにとって、意外にも本格的なラブストーリーは初挑戦。「好きになっても、いい?」と告白したり、伊藤先生に後ろから目隠しをしたりと、胸キュンシーン満載で、相手役の生田斗真が「広瀬すず史上、最強にかわいい映画」と言うのも納得!

「一方、姉の広瀬アリスが山﨑賢人とダブル主演を務める「氷菓」は、人気ミステリー作家・米澤穂信のベストセラー<古典部>シリーズを初めて映画化した作品。

広瀬アリス1
「氷菓」
11月3日ロードショー 配給:KADOKAWA
©2017「氷菓」製作委員会

未知数のIQとずば抜けた分析力を有する奉太郎(山﨑賢人)と、好奇心旺盛なお嬢様のえる(広瀬アリス)たち4人の古典部員が、33年前に学園で起きた事件の真相を探る謎解き青春学園ミステリーです。 一度好奇心が刺激されると気持ちが抑えられず、「わたし、気になります!」と奉太郎を引っ張っていくパワフルなお嬢様は、広瀬アリスのポジティブなイメージにピッタリ。 そんなアリスも完成披露イベントでは、制服の似合う妹・すずを引き合いに出し「まだ制服姿は大丈夫なのか?」と心配していましたが、まだまだ全然いけてます!

その才能を開花させるため、広瀬すずが密かに努力していること

学校のカイダン
学校のカイダン 全10話【日テレオンデマンド】
©NTV
ちはやふる-上の句-
ちはやふる-上の句-
© 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 © 末次由紀/講談社
四月は君の嘘
四月は君の嘘
© 2016 フジテレビジョン 講談社 東宝 ©新川直司/講談社
チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話
チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話
© 2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
怒り
怒り
© 2016映画「怒り」製作委員会

カンヌ国際映画祭に正式出品された是枝裕和監督作「海街diary」(2015年)で、少女らしい瑞々しい演技を見せ、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆といった女優陣に負けない存在感を放っていた広瀬すず。その演技が評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞など多くの映画賞で新人賞を受賞しました。 「三度目の殺人」(2017年)で再び広瀬すずを起用した是枝監督は、「堂々としてブレのない(彼女の)芝居に信頼感を抱いている」と言います。

2017年には一年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られるエランドール賞新人賞を受賞し、今や日本映画に欠かせない女優の一人となっていますが、1998年生まれで、まだ19歳という若さに驚き。

雑誌「Seventeen」の専属モデルとしてデビューしたのが2012年。 ブレイクのきっかけは、女優デビューのドラマ「幽かな彼女」(2013年)でも、映画初出演の「謝罪の王様」(2013年)でもなく、15歳という若さで抜擢された結婚情報誌「ゼクシィ」のCM(2014~2015年)でした。 CMといえば、2017上半期タレントCM起用社数ランキングで14社と、男女合わせて圧倒的トップを飾っています。

その後、神木隆之介と共演した「学校のカイダン」(2015年)で連続ドラマ初主演。 スピーチの力で学園に革命を起こそうとする女子高生という役だけにセリフも毎回膨大でしたが、堂々と演じる姿に、貫禄すら漂わせています。 特に、第一話で雨に打たれながら感情を爆発させるシーンの熱演に筆者は衝撃を受けたのですが、「先生! 、、、好きになってもいいですか?」でも似たシチュエーションがあり、このシーンを思い出しました。

学校のカイダン
学校のカイダン 全10話【日テレオンデマンド】
©NTV

映画での初主演作は、2018年に完結編「ちはやふる−結び−」が公開予定の、「ちはやふる−上の句−」「ちはやふる−下の句−」(2016年)です。 末次由紀の少女コミックを実写化し、“競技かるた”に挑む高校生たちの姿を描いた青春ストーリー。尚、共演シーンはないものの、アリスが姉役で出演しています。 撮影の数カ月前から、スタッフにプレゼントされた“移動式畳”で、膝や腕にアザや水ぶくれができるほどかるたの練習に励んだという広瀬すず。その成果が発揮され、かるたシーンは息遣いが聞こえるほどの迫力がみなぎっています。

「ちはやふる」の撮影前には、ヴァイオリニストの役を演じた「四月は君の嘘」(2016年)のクランクインに向けて、約半年前からヴァイオリンの練習もスタート。負けず嫌いだという彼女は、ここでも納得がいくまで何度も反復練習を続け、劇中ではヴァイオリンを優雅に奏でる姿が様になっています。

ちはやふる-上の句-
ちはやふる-上の句-
© 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 © 末次由紀/講談社
四月は君の嘘
四月は君の嘘
© 2016 フジテレビジョン 講談社 東宝 ©新川直司/講談社

「チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」(2017年)では、撮影の数カ月前からチアダンスを猛特訓。笑顔を振りまきながらのびやかに踊る劇中の姿は、もはや余裕とも思える雰囲気で、まぶしいくらいのキラキラ感!

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話
チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話
© 2017 映画「チア☆ダン」製作委員会

そんな爽やかな青春映画に出演する一方、妥協を許さない厳しい演出で知られる李相日監督の洗礼を受けたのが「怒り」(2016年)。 20回、30回と同じ芝居を繰り返してもOKが出ず、丸一日カメラを回さなかったこともあったと言います。そして演じたのが、見ていて苦しくなるほど、悲痛な事件の被害に遭ってしまう少女の役。厳しい指導に食らいついたこともそうですが、リスキーとも思える役に自らオーディションを志願したというところに、“美人”や“清純派”といったイメージにくくらせない、「女優なんだ!」という強い姿勢と意思を感じます。

怒り
怒り
© 2016映画「怒り」製作委員会

20歳を前にして、凄みすら感じる広瀬すず。 この先どれだけの女優になるのか、目が離せません!

美人女優らしからぬ親しみやすさに好感! 可能性無限大な広瀬アリス

姉の広瀬アリスは、1994年生まれの22歳。 2008年に「死にぞこないの青」で女優デビューし、2009年から2015年は「Seventeen」の専属モデルとして活動も行っていて、妹のすずが同じく専属モデルになった時には、同誌史上初の姉妹で表紙を飾っています。

モデルを引退し、女優業に専念し始めてから、テレビ、映画、舞台にと着実に存在感を発揮し、2017年には「パワーレンジャー」で声優にも初挑戦。そして今年、NHK連続テレビ小説「わろてんか」で朝ドラ初出演を果たし、ヒロインの意地悪な恋敵役を生き生きと演じています。

釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助
釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助 全8話【テレビ東京オンデマンド】
© やまさき十三・北見けんいち・小学館/テレビ東京/松竹
新宿スワンII
新宿スワンII
© 2017「新宿スワンII」製作委員会 原作:和久井健『新宿スワン』(講談社『ヤンマガ KC スペシャル』所載)
全員、片想い
全員、片想い
© 2016「全員、片想い」製作委員会

女優としてさらなる飛躍が期待される一方、バラエティ番組にも出演。 大好きだという漫画やアニメ(しかもバイオレンス系が好み)の話を披露したりと、女優然としない飾らず明るい人柄に、好感が集まっています。

そんなイメージそのままに、女優業でも溌剌とした役柄が多い広瀬アリス。

中でも魅力があふれている作品が、「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」(2015年)。 映画の人気シリーズを濱田岳&西田敏行コンビで連続ドラマ化して好評を博し、新春ドラマSP「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」(2017年)、「釣りバカ日誌 Season2 新米社員 浜崎伝助」(2017年)と続きました。 このシリーズで、濱田岳演じるハマちゃんの相手役・みち子を好演。ハマちゃんに対するツンデレさと、秋田弁の素朴さが魅力的で、濱田&西田コンビのほか、きたろう、吹越満といった強烈な個性派俳優たちに、負けじと食らいついて、フレッシュなコメディエンヌぶりを発揮していてすごいんです。下手したら浮いてしまいそうなところですが、しっかりなじんでいますから。

釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助
釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助 全8話【テレビ東京オンデマンド】
© やまさき十三・北見けんいち・小学館/テレビ東京/松竹

脳科学者にして名探偵である主人公・御手洗(玉木宏)の助手役を務めた「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」(2016年)でも、元気でポジティブな編集者・小川みゆきを演じています。殺人事件を扱うだけにシリアスなストーリーが展開しますが、清涼感あふれる存在感で、作品へのとっつきやすさを高めてくれています。

そんな清純なイメージを覆すように、セクシーなドレスを着て初のキャバ嬢役に挑んでいるのが、「新宿スワンⅡ」(2017年)です。綾野剛主演で、新宿・歌舞伎町のスカウトマンたちの駆け引きや抗争をバイオレンスに描いた人気映画の続編。 広瀬アリス演じるマユミは、闇金からの借金返済に追われて、キャバクラで働き始めるという役どころで、「マユミという女の子を演じるにあたって壁が沢山ありました」とコメントしています。しかし、橋の欄干に立ったり、水の中に沈んでいったりと、体を張ったシーンも堂々たるもの。キャバ嬢という役柄もそうですが、肝のすわった女優魂が感じられます。

新宿スワンII
新宿スワンII
© 2017「新宿スワンII」製作委員会 原作:和久井健『新宿スワン』(講談社『ヤンマガ KC スペシャル』所載)

そのほか、オムニバス映画「全員、片想い」(2016年)の一編である無声作品「サムシングブルー」では、耳の聞こえない女子高生の切なくも淡い恋心を、表情の変化で見事に表現。 明るくポジティブといったイメージを超えた、女優としての未知数の可能性を感じさせてくれます。

全員、片想い
全員、片想い
© 2016「全員、片想い」製作委員会

まとめ

華やかな外見は似ているけれど、タイプの違う女優としてそれぞれブレイクしている2人。アリスは「巫女っちゃけん。」(2018年2月3日公開)、すずは「ラプラスの魔女」(2018年公開)など、2018年も出演映画が待機中。女優として、2人の本格的な共演なんかもいつか見てみたい!

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