2018.04.23月曜日

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コラムcolumn

世界的に大ヒット中の「ジュマンジ」続編が日本上陸! 映画の中で描かれるゲームも、進化しています!

「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」
「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」
4月6日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

全世界で興収960億円を突破している大ヒット映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」が、4月6日から日本でも公開。前作「ジュマンジ」以上に、体験型アトラクションムービーとしてパワーアップしています!

テレビゲームに進化した“ジュマンジ”の中で、クリアを目指してサバイバル!

日本では1996年に公開された、今は亡き名優ロビン・ウィリアムズ主演のSFアドベンチャー映画「ジュマンジ」。謎のボードゲーム“ジュマンジ”をプレイすると、ゲームの指示通りの出来事が現実に起こってしまう、という奇想天外な設定は、当時の観客の度肝を抜きました。例えば、ゾウやサイといった巨大な動物たちが街で大暴れしたかと思えば、家の中で大洪水が起きたりと、予測不能すぎる展開がノンストップで巻き起こるんです。スリルあふれる冒険でハラハラさせておいて、父と息子のストーリーに感動させられてしまうところもニクイんですよね。

そんな「ジュマンジ」の世界を22年ぶりに体感できるのが、映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」。前作のラストから繋がる冒頭シーンでは、同じくボードゲームとして登場する“ジュマンジ”。しかし時代は変わり、「ボードゲームなんか誰がやる?」とスルーされそうになり、なんとジュマンジ、テレビゲームに進化するんです(対応が柔軟すぎます!)。

恐ろしいゲームとは露知らず、今回テレビゲーム版“ジュマンジ”をプレイしてしまうのが、4人の高校生たち。遊び始めた途端、一人一人とゲームの世界へ吸い込まれ、気づけばジャングルの中。しかも全員、ゲームの中ではまったく別人のキャラクターに変身していて、その“ボディスイッチング”(選択したゲーム内のキャラクターになること)が本作の大きな魅力になっています。気弱なゲームオタク男子が、“ロック様”ことドウェイン・ジョンソン演じるムキムキな冒険家に、セルフィ―大好き美少女が、ジャック・ブラック演じるデブの中年オヤジに…などなど。そのギャップがおかしくておかしくて…。ウブで弱気なロック様なんて、なかなか見られませんから!

ロールプレイングゲーム風にキャラクターごとの“スキル”と“弱点”が表示されたり、説明シーンが突然始まったり、決められたセリフしかしゃべらないキャラが登場したり、テレビゲームあるあるも楽しい。

そして、自身のギャップに戸惑いながらも、4人が各キャラクターに備わったスキルを駆使し、現実世界に戻るためミッション達成に挑む冒険物語も、期待以上に高揚させてくれます。

ジュマンジ
ジュマンジ
©1995 TriStar Pictures, Inc. All Rights Reserved.

ちなみに前作の「ジュマンジ」では、ロビン・ウィリアムズ演じる主人公アランが26年間ゲームの中で生活していた設定になっていますが、映画としてはアランが戻ったあとの現実世界で物語が繰り広げられます。それに対して、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」では主な舞台がゲームの中であり、作品のテイストは大きく変わっているようにも見えます。それでも、アランがこのジャングルで過ごしていたことを思わせる描写が出てきたり、前作へのリスペクトを感じられるリンクが張られているので見逃さないように。

「ジュマンジ」が気に入ったら、同じ原作者であるクリス・ヴァン・オールズバーグの絵本を元にした、「ザスーラ」(2005年)という映画もチェックしてみてください。プレイ内容が現実になる不思議なボードゲームを巡る物語、という構成は「ジュマンジ」と共通。しかし、プレイを始めた途端、家ごと宇宙空間に飛び出すという、驚きのスケールに。ゲームをプレイするのは幼い兄弟で、ケンカばかりしながらも力を合わせていく2人がとにかくかわいいんです!

映画の中のゲームも、VR時代に突入!

VRミッション:25
VRミッション:25
©THE CALL UP LIMITED 2015

「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」のように、本当にゲームの世界へ入ってしまうのは困りものですが、“入ったような感覚で”プレイができるのは、ゲーマーにとっては願ってもないことではないでしょうか。まさにそんな体験ができるのが、VR(仮想現実)を使ったゲーム。

家庭で使えるさまざまなVRデバイスが発売され、VRを使ったアミューズメント施設も続々とオープンし、VRはどんどん身近なものになっていますよね。

これまで数々の映画でゲームがモチーフにされてきましたが、“VR元年”とも言われる2016年には、VRゲームをモチーフにした映画が公開されました。それが「VRミッション:25」。

主な登場人物は、最新型VRゲームのβ版を体験できるという招待状を受け取った男女8人。高性能のスーツとヘルメットを身に着け、ゲームが始まると、まるで実際の戦場にいるかのような完全没入型の仮想空間に8人は興奮します。しかし、ほどなくして本当に死者が出て、これは誰かが仕掛けた罠だと気付き始める…というアクションスリラーです。

VRゲームというテーマの新しさ、疑心暗鬼に陥った人間の心理描写にぐいぐい引き込まれる本作。戦場と化したビルの風景が、ヘルメットのシールドを上げることで無機質な部屋に戻る、というVRの特性を生かした描写に、映像的なおもしろさがあります。

臨場感あるスリルが楽しいのは、「現実じゃないから大丈夫」という信頼と安心があってこそ。本当に痛いとか、本当に死んじゃうとか、そんなリアルは求めていませんから…!って、つい叫びたくなります。

そして、4月20日から公開される巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督作「レディ・プレイヤー1」も必見です。2045年の近未来を舞台に、バーチャルの世界“オアシス”で展開するトレジャー・ハンティングの行方が描かれるエンターテイメント大作。想像が現実になる“オアシス”の世界では、映画や音楽、ゲーム、アニメなど、実在の80年代カルチャーが惜しげもなく使われ、その豪華さ、楽しさに興奮すること間違いなしです。ガンダムや「AKIRA」のカネダ・バイクなどが登場しているのも、日本人としてはうれしいところ。

また、興味深いのは、「レディ・プレイヤー1」で描かれる世界では、多くの人々にとってバーチャルな世界が唯一の居場所であり、希望となっていること。今後VRがますます発展する中で、それが現実になってしまう…なんてことも大いに考えられますが、それってちょっとさみしい未来ですよね。仮想現実と現実世界、どちらに人生の幸せがあるのか。これから出てくるであろうVRを扱う映画も、そこに言及していくのではないでしょうか。

おなじみのゲームキャラクターが、映画の中で意外な活躍!?

ピクセル
ピクセル
©2015 Columbia Pictures Industries, Inc., LSC Film Corporation and China Film Co., Ltd. All Rights Reserved.
シュガー・ラッシュ
シュガー・ラッシュ
2018 (c)Disney. Licensed characters used with permission. Zangief (c)CAPCOM U.S.A, Inc. Sonic and Dr. Eggman (c)SEGA, Clyde (c)NAMCO BANDAI Games Inc., And Q*bert (c)Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

臨場感あふれる未来のゲームもいいですが、ある年齢以上の世代の郷愁を誘う、昔懐かしレトロゲームを扱った映画も紹介します。

地球侵略を目論む宇宙人との攻防を描く映画、「ピクセル」(2015年)。それだけ聞くと、ありがちなSFアクションのようですが、その宇宙人というのが、パックマンやドンキーコング、スペースインベーダーといった80年代のゲームキャラクターに扮しているんです。斬新!ドンピシャな世代がときめくのはもちろん、巨大なパックマンがニューヨークの街をパクパクしながら暴走したり、ドンキーコングが樽を目の前でぶん投げてきたり、映像がとにかく楽しいので、ゲーム好きならずとも目がキラキラしちゃいます。筆者は、“戦利品”として宇宙人から贈られるQバートというキャラクターのかわいさにはまりました。また、宇宙人に立ち向かうのは、かつてそのゲームをプレイしたゲームオタクのおじさんたち。オタクと虐げられてきた人たちが活躍するヒーロー譚としても胸を熱くさせてくれます。

そして、“ゲームの裏側の世界”を描いたディズニーアニメーション作品「シュガー・ラッシュ」(2012年)にも、実際のゲームのキャラクターが登場します。主人公は、とあるゲームの悪役キャラクター、ラルフ。彼が参加する“悪役の会”という名のグループセラピーでは、「マリオ」シリーズのクッパや「ストリートファイター」シリーズのザンギエフ、「パックマン」のグズタなど、ゲームの垣根を超えた悪役キャラが顔をそろえます。それぞれ悪役ならではの悩みを打ち明け、励まし合う様子がせつなくも笑えます。そしてこの作品でも、食いしん坊キャラとしてパックマンが、失業中のキャラとしてQバートが登場。ラルフの主な冒険の舞台となる“シュガー・ラッシュ”というゲームが、マリオカートっぽいのも親近感が湧きます。見ていると、ゲームやりたいなぁってウズウズしてきますよ!

まとめ

ゲームをテーマにした作品はたくさんありますが、VRゲームの誕生により、さらに幅広い作品がこれから出てきそうですね。今年は、「シュガー・ラッシュ」の続編「シュガー・ラッシュ:オンライン」(12月21日公開)も控えているので、楽しみに待ちましょう!

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