2018.04.25水曜日

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コラムcolumn

吉高由里子が検事役に初挑戦する「正義のセ」がスタート! 共感し元気をもらえる“お仕事ドラマ”の魅力とは?

正義のセ
「正義のセ」
2018年4月11日(水)スタート
日本テレビ系 毎週水曜夜10時放送

吉高由里子が主演を務める日本テレビ系新水曜ドラマ「正義のセ」が、4月11日から放送スタート。仕事も恋もあきらめない、まっすぐな女性検事を主人公にした、新たな“お仕事ドラマ”が誕生しました!

吉高由里子が演じる、応援したくなる等身大ヒロインが誕生!

170万部を超えるベストセラー「聞く力 心をひらく35のヒント」の著者でもある、阿川佐和子によるシリーズ小説をドラマ化した「正義のセ」。

主人公は、横浜地方検察庁港南支部に配属された2年目の検事・竹村凛々子。持ち前の正義感で、日々起きる事件にまっすぐ挑むが、頑固で融通の利かない性格のため失敗ばかり。その上、私生活でも問題ばかり。そんな彼女が、悩み苦しみながらもくじけず、事件や身の回りの騒動を解決しながら、検事として、女性として成長していく姿を痛快に描いています。

同ドラマ枠で放送された「東京タラレバ娘」(2017年)での好演も記憶に新しい女優・吉高由里子が、人間味あふれるアラサー女性検事役を演じます。そして、主人公とバディを組む検察事務官役に安田顕、先輩検事役に三浦翔平、凛々子の父親役に生瀬勝久、母親役に宮崎美子、妹役に広瀬アリスなど、個性豊かなキャストがそろい踏み。

「初めての検事役ということで、難しい事件モノになるかなと最初は身構えましたが、阿川さんの原作本を読ませていただき、普通の女の子がたまたま検事になり、仕事に恋に失敗しながらも一生懸命立ち向かっていく、女性なら誰もが共感できるお仕事ドラマだとわかってホッとしました」。

ドラマの放送が発表された際、吉高由里子がそうコメントしているように、「正義のセ」は仕事も恋もまっすぐに頑張る、等身大ヒロインの“お仕事ドラマ”なのです。

社会の状況を反映したリアリティが共感を呼ぶ

多くの人にとって、大なり小なり、仕事とプライベートの悩みを常に抱えているもの。だからこそ、登場人物が仕事や恋に悩む姿に共感し、奮闘する様に勇気と元気をもらえる“お仕事ドラマ”は、人気を集めるんです。

2016年に大ヒットした「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS)は、夫(星野源)を雇用主、妻(新垣結衣)を従業員と考え、“主婦業”を仕事ととらえたという意味ではお仕事ドラマに入りますよね。仕事や結婚など、生き方の多様性が進む現代社会ならではのテーマだと言えますが、時代をとらえて描かれるのはお仕事ドラマの特徴。

女性の社会進出、産後復帰、仕事と家庭の両立の難しさをリアルに描いたのが、「営業部長 吉良奈津子」(フジテレビ・2016年)。広告代理店の売れっ子クリエイティブディレクターだった主人公(松嶋菜々子)が、出産と育児休暇を経て、3年ぶりに職場復帰したことから起こるさまざまな問題に、正面から向き合っていきます。働く女性にとっては、他人事とは思えないストーリーに、憤ったり勇気づけられたり、感情を揺さぶられたのではないでしょうか。

ハケンの品格
ハケンの品格
© NTV

少しさかのぼると、当時高視聴率を獲得した「ハケンの品格」(日本テレビ・2007年)というドラマもありました。超人的なスキルを持つスーパー派遣社員(篠原涼子)を主人公にしたドラマで、格差社会という当時の社会情勢がストーリーに反映されていますが、決して暗くはなく、明るく見られるのが魅力です。篠原涼子が演じたスーパー派遣社員と、大泉洋演じる、派遣社員を差別する正社員のやり取りが楽しくて、筆者も夢中で見ていました。

ドラマとの出会いが、新たな世界へ目を向けるきっかけに

「こういう仕事があるのか」という発見ができたり、普段なかなか知り得ない業界の世界を垣間見られる、というのもお仕事ドラマの魅力です。

筆者も、常盤貴子と深津絵里が共演したドラマ「カバチタレ!」(フジテレビ・2001年)で行政書士という職業を知りましたし、ユースケ・サンタマリアが弁護士の主人公を演じた「花村大介」(フジテレビ・2010年)の影響で、弁護士を目指した時期もありました(なれる実力があるかどうかはともかく)。同じように、「HERO」の木村拓哉を見て検事に憧れた、なんていう人、絶対いますよね!

意外と、ドラマとの出会いが人生を変えることってあるんですよ。弁護士にはなっていませんが、筆者も良質なドラマとの出会いで、確実に人生変わっています!

それはさておき…、今年3月に最終回を迎えた石原さとみ主演のドラマ「アンナチュラル」(TBS・2018年)では、法医解剖医という聞きなれない職業にスポットを当てていました。法医解剖医の仕事は、遺体を解剖し、死因を究明すること。遺族となってしまった人たち、仕事を通して死と向き合い未来を見つめていく主人公たちのドラマに、胸が熱くなりました。米津玄師の主題歌が流れるタイミングも、相当計算されていますよ。泣けます。放送終了後は多くの“アンナチュラルロス”を生み、最終回の翌週、“アンナチュラル11話”のハッシュタグで、エア実況ツイートが盛り上がったほど。

同じく石原さとみが主演を務めた「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ・2016年)で描かれているのは、出版社を舞台にした校閲というお仕事。原稿をひたすら読み込み間違いを正す、“地味”というか縁の下の力持ち的な存在で、出版関係に携わっていればおなじみですが、一般的にはなかなか知られていません。校閲部に配属された主人公が、事実確認のために現場に乗り込む、という型破りな校閲ぶりにツッコミを入れつつも、校閲という“地味にスゴイ”仕事が知られるきっかけになるのはいいですよね。おしゃれ大好きな主人公のファッションや恋模様も話題となり、翌年にはスペシャルドラマ「地味にスゴイ!DX 校閲ガール・河野悦子」(同・2017年)も放送されています。

同じ出版社でも、週刊コミック誌の編集部を舞台にした「重版出来!」(TBS・2016年)は、また趣が違って面白いですよ。毎週締切がある週刊連載の漫画の現場って、どれだけ壮絶なんだろうと思っていましたが、ドラマを見る限り、やはり壮絶そう…。編集者や漫画家たちが抱える葛藤や苦悩に、どんどん引き込まれます。その中で、常に前向きで元気と笑顔にあふれた主人公(黒木華)がとにかくまぶしくて、毎週見てパワーをもらっていたものです。

最後に、ここ数年の作品の中で、個人的にとても印象に残っているお仕事ドラマと言えば、「空飛ぶ広報室」(TBS・2013年)です。航空自衛隊の広報室を舞台に、新垣結衣演じるテレビディレクターと、綾野剛演じる航空自衛隊の元戦闘機パイロットの成長を描いたドラマ。正直、自衛隊というとどこか別世界な感覚を持っていましたが、ドラマの中で描かれる広報室の面々がとても人間臭く、一気に近い存在に思えたのです。ドラマを見た後、本物の自衛隊の広報さんに会う機会がありましたが、とっても気さくで、うれしくなったのを覚えています。

重版出来!
重版出来!
© TBS © 松田奈緒子/小学館
空飛ぶ広報室
空飛ぶ広報室
© TBS

まとめ

「コウノドリ」(TBS・2015年、2017年/主演・綾野剛)や「HOPE~期待ゼロの新入社員~」(フジテレビ・2016年/主演・中島裕翔)をはじめ、まだまだ面白いお仕事ドラマはたくさんあります。「正義のセ」もそうですが、これからもどんどん新しい作品も増えていくと思うので、素敵なドラマと出会ってください。たかがドラマと侮るなかれ、人生を楽しくするヒントをもらえるかもしれませんよ。

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