2018.09.06木曜日

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コラムcolumn

本格ブレイク前夜! ミレニアル世代の実力派No.1女優・岸井ゆきのをマークしよう!

ディーン・フジオカ主演のドラマ「モンテ・クリスト伯 —華麗なる復讐—」で、迫真の演技によって、ドラマとしては近年稀にみる衝撃映像をお届けした女優・岸井ゆきの。NHK朝ドラ「まんぷく」や、出演映画の公開も控えるなど、今年いよいよ本格ブレイクが来るので目が離せませんよ!

春ドラマでは“モンクリ”&“やけ弁”を掛け持ちする売れっ子ぶり

4月~6月に放送されていたドラマ「モンテ・クリスト伯 —華麗なる復讐—」(フジテレビ・2018年)、リアルタイムで見ていましたか? 日本では「巌窟王」の名で知られる小説「モンテ・クリスト伯」を、現代の日本を舞台に映像化した本作は、ディーン・フジオカが美しき復讐者となるドロドロ愛憎劇。拷問、殺人などの描写やストーリー展開がなかなかエグくて、毎回SNSを大いにざわつかせていました。

なかでも、かわいらしい女の子が突然、鼻血を出し、口から泡を垂らし、白目をむいて倒れるというシーンは、指折りの衝撃映像でした。その女の子=未蘭を演じていた、岸井ゆきという女優について紹介していきます。

未蘭は、モンテ・クリスト・真海(ディーン様)が復讐の矛先を向ける男の一人、警察官・入間公平(高橋克典)の娘。未蘭と、彼女が恋した信一朗(高杉真宙)とのほっこりとした恋愛模様が、愛憎まみえるドロドロ展開の中で“一服の清涼剤”となっていて、見ていた誰もが「この2人だけでも幸せになって」と願っていたに違いありません。さらには、信一朗に会うからと着る服をあれこれ悩むかわいいシーンが直前にあり、コチラの気持ちをほんわかさせてからの鼻血&泡&白目シーンですから、そりゃSNSはざわざわします。

未蘭&信一朗の結末はぜひ本編を見て頂くとして、本作で岸井ゆきのを知ったという人には、忘れられない出会いになったのは間違いないですね。

また、同クールのドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」(NHK・2018年)にも掛け持ちで出演していました。スクールロイヤーとして派遣された新人弁護士・田口(神木隆之介)が、教育現場の様々な問題に立ち向かう新しい学園ドラマ。岸井が演じたのは、体罰問題で保護者からクレームを受ける新任教師・望月。問題の生徒からもひどい仕打ちを受けたりと、モンクリとは趣の異なる苦境に陥っています。憧れていた教師という職業の、夢と現実のギャップに葛藤する表情の動きがとても細やかで、胸がキュッと締め付けられます。彼女は顔の表情、特に目を使った感情の表現が巧みなんですよね。

まさにひっぱりだこの岸井ゆきの。いよいよ10月1日からは、ヒロイン・福子(安藤サクラ)の姪・タカ役で初出演するNHK連続テレビ小説「まんぷく」がはじまり、出演映画「ここは退屈迎えに来て」(10月19日公開)、主演映画「愛がなんだ」(2019年)の公開も待機中。業界ではとっくのとうにブレイクしている岸井ゆきのですが、これまで以上に幅広い層の人から注目を集めることは確実です!

大河ドラマでもコメディでも! 岸井ゆきのなりきり力

SICKS 〜みんながみんな、何かの病気〜
SICKS 〜みんながみんな、何かの病気〜
©「SICKS」製作委員会

1992年生まれの女優、岸井ゆきの。身長150cmに満たない小柄な体格で、ふわふわとした重力を感じさせないフェアリー感。そんなかわいらしい外見とは裏腹に、ひとたび物語の中に入ると、地に足の着いた安定の演技をみせ、貫禄すら感じさせます。作品ごとに顔つきまで変わり、何者にもなりきるのがスゴイ。

そんな彼女は2009年にドラマ「小公女セイラ」(TBS)でデビュー。以降、数多くのドラマ、映画、舞台に出演していますが、意外な注目を集めたのは、2014年に放送された東京ガスのCM。内定がとれずに苦しむ就活生を演じ、あまりのリアルさに「心が痛む」という声が殺到したとか。

音楽好きの人なら、最初に認識したのはKANA-BOONの「ないものねだり」のMVの子、でしょうか。ボーカルの谷口鮪が演じる“彼氏”を、キッとにらみつける姿がとにかくかわいくて、「あの子は誰?」と話題に。

そして多くの人にその存在感を見せつけたのが2016年。松本潤主演の人気ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」(TBS・2016年)へのレギュラー出演に加え、大河ドラマ「真田丸」(NHK・2016年)に抜擢されました。

「99.9 -刑事専門弁護士-」では、主人公・深山(松本潤)に片思いする自称シンガーソングライターの加奈子という、ちょっぴりエキセントリックな女性をコミカルに演じ、もちろん続編の「99.9 -刑事専門弁護士-SEASONII」(TBS・2017年)にも登場。

「真田丸」では、悲劇的な最期を遂げる豊臣秀次(新納慎也)の娘であり、のちに堺雅人演じる主人公・真田信繁の側室となるたかを演じています(初の大河ドラマがたか役、初の朝ドラがタカ役!)。秀次がきり(長澤まさみ)にたかを紹介する初登場シーンでは、言葉を発しないながらも、きりをスッと見つめるまなざしが印象的です。そして冷静で落ち着いた雰囲気だったたかが、異国での生活によって大胆で溌剌とした人物となって再登場する、そのギャップも鮮やかに演じ切っているのがさすが。

ちなみにテレビで言えば、個人的には「SICKS ~みんながみんな、何かの病気~」(テレビ東京・2015年)の岸井ゆきのはぜひ見てほしいです。おぎやはぎ&オードリーが役者たちと繰り広げる、コント番組でありドラマでもあるという異色作。1話につき複数のコントが展開し、岸井は清純派AV女優役、中華料理店店主の娘役として2つのコントに登場。人気芸人を相手にした絶妙なやり取りから、コメディセンスの高さも確信できますよ。

おかわりしたくなる! 岸井ゆきのの演技を堪能

友だちのパパが好き
友だちのパパが好き
© 2015 GEEK PICTURES

舞台では何度か主演を務めているものの、映像作品では名バイプレーヤーとしての活躍が目立つ岸井ゆきの。どんなキャラも魅力的に演じるので、少ない出演シーンでも出て来ると自然と目で追ってしまいます。そして「この子をもっと見たかった」と思わせる華があるので、脇役だけなんてもったいない。

ということで、岸井ゆきのをたっぷりと見られる作品を紹介します。まずは、彼女が映画初主演を務めた、2017年公開の「おじいちゃん、死んじゃったって。」。おじいちゃんの葬儀のため久しぶりに顔をそろえた厄介なキャラぞろいの家族の中で、主人公・吉子(岸井ゆきの)は地味で個性があまりないタイプですが、決して埋もれず物語の中心として存在し続けるのは存在感と演技力あってこそ。作中、吉子と彼氏の色っぽいシーンがありますが、少女のようにもみえる彼女の艶っぽさにも驚かされます。

「友だちのパパが好き」(2015年)での役柄は、自分の父親(吹越満)に猛アタックを始める友達・マヤ(安藤輪子)にドン引きする妙子(岸井ゆきの)。自然な演技が魅力の岸井ですが、本作はあてがきされたキャラクターなだけにより生き生きと演じているようにみえます。本作はほぼ長回しの1シーン1カットで撮られていて、突っ走るマヤと引き留める妙子のヒリヒリとしたかけ合いは、ずっと見ていられる楽しさ。相手の演技を受けての反応やテンポ感がうまいんですよね。 ごはんを食べながら家族で話し合う様子を延々と映すシーンがあるのですが、おいしそうに食べながらの演技がまた絶品。先ほどの「おじいちゃん、死んじゃったって。」でも母と弟と朝ごはんを食べるシーンが本物の家族っぽくて素敵ですが、ほとんどのシーンで牛丼特盛をもりもり食べる、映画「森山中教習所」も見てほしい。

壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ
壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ
© 2016 VIPO

約30分の短編映画ですが、「壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ」では、のちにドラマ「レンタルの恋」(TBS・2017年)で再共演する太賀を相手に、ヒロイン役を演じています。クレーム客に飛び蹴りをかました男・木吉(太賀)と、それに魅了されるコンビニ店員・マコト(岸井ゆきの)という、飛び蹴りでつながった関係を描く斬新な設定。マコトの不安定さを繊細に演じる岸井と、太賀との空気感もマッチしていて、見ていて心地よい。とりあえず、笑顔で自転車を立ちこぎする姿がとてつもなくかわいいので、必見ですよ。

まとめ

中島裕翔と菅田将暉が共演した「ピンクとグレー」(2016年)では、役名すらネタバレになるキーパーソンとして出演した岸井ゆきの。「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」(2014年)や「銀の匙 Silver Spoon」(2014年)など、見返してみたらあれも岸井ゆきのだった、なんてこともあると思うので、そのほか過去作も掘り起こしてみてください。岸井ゆきのちゃん好きとしては、多くの人が彼女の魅力を知ったことで、もっともっといろいろな作品で彼女を見られるようになることを期待!

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