特集 Special Feature

雄大な自然を追った4Kドキュメンタリー「Excellent Japan 日本列島再発見 ―ボニンブルーの楽園 小笠原諸島―」のテーマ曲を担当したangela。そのヴォーカリストであるatsukoは本作で初めてナレーションを担当し、その活動の幅を広げている。3月4日(土)の武道館公演の期待も高まるangelaの2人に、本作と今後の活動について訊いた。

ー「Excellent Japan 日本列島再発見 ―ボニンブルーの楽園 小笠原諸島―」4K作品のテーマ曲を2曲書き下ろしされていますね。どんな曲か全貌を教えてください。いつもはアニメソングのイメージが強いと思うのですが、アプローチの違いなどありましたらお聞かせください。

atsuko:自然遺産番組の曲を書いて欲しいと依頼をいただいて、“自然って何だろう?”って考えた時に、日本人って自然を神のように思うことが多いと気づいたんです。山の神とか海の神とか…。神を祀ってお祭りしたり、そこから文化が生まれたり…。なので、自然を神のように崇めるような荘厳な曲が書ければと思っていました。そして生まれたのがオープニング曲「語り継がれしもの」という曲です。

KATSU:海外のイベントで歌わせていただくことは多々あるんですけど、逆に東京都の小笠原諸島ってなかなか行けない場所っていう意味で、僕たちの中では神秘的な場所。パスポートはいらないけど、海外より遠いみたいな…。だから神秘的な曲を書きたいと思いました。あと、番組を見てくれた方も同じように、「神秘的な場所へ行ってみたい」「観光してみたい」と誘発できるような曲になるといいなと考えました。僕は実際に行ったことがないので、イメージの小笠原諸島という感じです。

ー具体的に歌詞や音作りに関して、普段と違った点はありますか?

KATSU:アニメのテーマソングを制作させていただくことが多いので、空想の世界や人のイマジネーションの世界を楽曲にするのは得意だと思っています。今回の小笠原諸島も僕にとって実際には訪れていない空想の世界ですので、曲を制作する上では、少し似ているのかなと感じました。逆に曲を作ったことで、いつか行かなきゃなという責任感は生まれましたね。

ー実際やってみて、難しかったですか?作りやすいと思う部分が多かったですか?

KATSU:「みんなが持っている小笠原諸島のイメージってどんなものなんだろう」というところから考えていって…。「めっちゃ南国みたいな」「フラダンスがあったりポリネシア系の文化が色濃く残っているみたいな」「小笠原にしかいない固有種が守られていて、固有種って言葉だけでもワクワクする!」とか…、そういったいろんなイメージに誘導されて結果的にここに行きついたみたいな…。正直いって、作っていてめっちゃ楽しかったです!

ー2曲作られたということなのですが、役割的には全く違ったものになったんですか?

KATSU:そこはアニメと一緒なんです。オープニング曲で人を引き込んで、エンディング曲ではシーンを回想させる。アニメだと翌週を期待させるためのイメージですね。

atsuko:エンディングはクールダウンみたいなものですね。一度落ち着かせるというか…。

KATSU:結構アニメの典型的手法というか、TV番組の手法をそのまま使いました。

atsuko:でもアニソンではないので、オープニングはちょっと神秘的な感じで、これからどういう番組が始まるんだろうと思わせる。それに対してエンディングは、すごく地に足のついた人間的なイメージで、少し三線の音色を入れた沖縄民謡でもあるようなメロディーラインとアレンジにしたんです。エンディングの歌詞は子供頃に過ごした田舎、自分にとっての田舎を想定し、「いま友達はどうしているのかな?」「あの頃の人たちはまだいるかな?」といった郷愁の念を込めました。住んでいた土地や子供のころを思い出したりしながら…。誰しも子供のころに眺めた夕焼けとか空とか、季節だったり自然だったり、昔のことを思い出すような雰囲気。そういう気持ちを曲にできればいいなぁと思って書き上げました。

ー今回、atsukoさんはナレーション初挑戦とのことですが、やってみていかがでしたか?

atsuko:ナレーションは難しかったです。固有種の名称が非常に難しくて本当にびっくりしました!それを、アクセントを間違えないように、スラスラとセリフの中に織り交ぜてお伝えしなければならない…。ナレーションのプロの方ってすごいなと思いましたが、そこは歌に通じる部分があるなとも思いました。最初はディレクションをしてくださった方も心配していたそうなんです。私が、普段からナレーションの仕事をしている訳ではないので、ちゃんとできるかなぁとか、一日では終わらないだろうなぁとか…。でも、いざ録りはじめてみたら「声が揺れていない。これならいける!」と感じたそうです。普通にしゃべる声でも揺らぎが多いと言葉としてちゃんと伝わらないそうなんですが、その揺らぎがなくナレーションできたようです。セリフの量はものすごく多かったんですけど、一日ですべて録れました。ほんと奇跡です(笑)。KATSUさんも後半にちょっと見に来たよね?

KATSU:終わりころにね。

ー普段の歌っているatsukoさんとは違っていましたか?

KATSU:スタジオに行ったらatsukoさんが超真面目にやってたので笑っちゃいました(笑)。でも、しばらく聞いていると小笠原諸島のゾクゾクっとするセリフ「小笠原諸島は、やっと治療に専念する時がきました」とか、良いことを言ってて…。

atsuko:文章を考えたのは、私じゃないからね(笑)。

ー見事マッチしていたという感じですか?想像していた通りというか…。

KATSU:いや、想像より上手かったですね。普段はふざけたことしか言っていない彼女が、丁寧にしゃべっている…。試写に行ったんですけど、途中でatsukoさんがナレーションをしているというのを忘れている自分がいました。

ー今回ナレーションをしてみて、またやってみたいと思いましたか?

atsuko:いや〜(笑)。

KATSU:依頼があれば!(笑)

atsuko:ナレーションって本当に難しいです。自分がやってみて初めて紀行番組とか旅番組とかのナレーションを集中して聞くようになりました。「この人は淡々と情報を伝えるナレーターなんだな」とか、「女優さんとか俳優さんだと自分のカラーを出しつつやっているんだな」とか、「こういう表現方法は使えるな」とか…、番組の見方が変わりましたね。旅番組は結構好きなので、いろいろ見るんですが、ちゃんと自分のカラーがないとダメなんだと感じました。今回は原稿を読むことで精いっぱいだったので、また機会があったら自分なりの新たな表現に挑戦してみたいです。

ー旅番組がお好きということですが、行ってみたい自然遺産はありますか?

atsuko:世界遺産はよく見るんですが、自然遺産は具体的にどこになるんでしょう…。

KATSU:グランドキャニオンとか。

atsuko:そこか!アメリカ大好き!(笑)。

KATSU:モンサンミッシェルとか、連れて行って下さい!(笑)

atsuko:自分で行こう!。

KATSU:ついていく方が楽かな〜って(笑)。

ー今回、ひかりTVで「Excellent Japan 日本列島再発見 ―ボニンブルーの楽園 小笠原諸島―」を提供するにあたって、おふたりが主題歌を書き下ろしたアニメ「蒼穹のファフナー」「シドニアの騎士」を配信しますので、こちらについてもお伺いします。代表曲の「Shangri-La」等のアニメソングを作るに際して気をつけていることはありますか?

KATSU:あっ「蒼穹のファフナー」も島が舞台だ!angela は島が得意なんだね(笑)。

atsuko:曲作りにおいてはアニメ作品の世界観を表現するのが一番大事だと思っています。たとえば「蒼穹のファフナー」の曲、「シドニアの騎士」の曲、今回の自然遺産の曲、特に自然遺産のエンディングの曲とアニメの主題歌「蒼穹のファフナー」の曲と比べた時に、全く曲調が違うので「angelaってどういう曲がやりたいの?」って不思議に思う方もいるかもしれません。でも私たちとしては、音楽のジャンルとか関係なくて、その作品に合えばいいと思ってるんです!「その作品に合うものなら、なんでも取り入れる」というスタンスで、いつも曲を作っています。例えそれが演歌やラップや歌謡曲であっても…。

KATSU:アメリカのギャングの話のアニメやドキュメンタリーだったら、ヒップホップやR&Bやジャズとか、その文化に合った音を取り入れる。これは「おれたちの音楽じゃない」と作品をつっぱねて自分たちを主張したいということは全くなく、その作品のための曲を作っているという意識が強いです。

ー曲を作る時は、作品を見て作るんですか?

KATSU:作品によってまちまちです。たとえば、「蒼穹のファフナー」は、台本と設定資料だけでしたし、「シドニアの騎士」は原作のコミックを読みました。オリジナル作品だと簡単なストーリーしかない時もありますので…。

ーいままでで一番「これはこの作品のテーマにはまった曲がかけたなー」というのはありますか?

KATSU:これですね!小笠原です!(笑)  めっちゃ好きなんです。オープニング曲もエンディング曲も。アニメソングが嫌になったわけではないんですけど、やっていて楽しかったです。その曲で有名になりたいなとかそういうのもなく、自分の中で「これだ!」いうのが明確になっている曲を作れるのって、シンガーソングライターとしては幸せなんだなぁ〜って。続編があってもこの曲を使って欲しいな(笑)。

ー曲を作る時に、続編は意識されていますか?例えば「蒼穹のファフナー」や「シドニアの騎士」はシリーズが続いていますが…。

KATSU:続編のことは考えてないです。もうその曲で決定版といった覚悟で作っているので、正直続編で新曲を依頼されると結構悩みます…。

atsuko:ありがたいですけどね (笑)。

KATSU:ありがたいですけど、すごく困る(笑)。最初の曲のインパクトが強くて、みんなのイメージが作られてしまっているので、それを超えないといけない…。多分誰もがそうだと思う。アーティストが変わったとしても、最初のオープニング曲より良い曲を作ろうとするじゃないですか。そのパワーって新作用の曲を作るより大変なんです。

ー自分たちのアニメ主題歌で、1番好きな楽曲はどれですか?

KATSU:それぞれの曲に思い入れがあるので、どれか1曲というのはありません。ただangelaの骨格になっているのは「蒼穹のファフナー」ということは否定できない事実です。それがいまの自分たちに続いている…。そして「シドニアの騎士」は自分たちを原点に返らせてくれた作品で、アニメって何だろうって、あらためて考えさせてくれました。「K」は、いままでのテイストとは違ってて、新しい扉を開いてくれたというかこじ開けてくれました…。そんな感じで、すべての曲に思い入れがあります。

ーさて、3月4日(土)には初めての武道館ライブが控えていますが、心境はいかがですか?

atsuko:私たちのワンマンライブでは、これまでで最大の会場になります。普通だったら「自分たちの集大成!素晴らしいステージをお届けします!」と言うかと思うんですが、逆にここで優等生的なステージをしたら自分としては消化不良になりそうなので、これまで同様ライブではみなさんと一緒に色んなダンスをしたりコールをしたり…良い意味でふざけている部分も私たちカラーなので、そういう部分を全面に出せたらいいなと思っています。真面目にならないように真剣にお届けするのが目標です!(笑)

KATSU:出来ること出来ないことが出てきたり…。いまは足し算をしている状態です。

atsuko:これから引き算もしていかないとね。そんなに入れられないから!っていう(笑)。しっかり精査していかないといけないというところです。あと、最近KATSUさんは三線も弾くし、太鼓も叩くし、ギターも弾くので、持ち物が多くて大変だよね(笑)。

KATSU:atsukoさんはソロ活動が多いんで、僕も何かいろいろなことをやろうと(笑)。

ー最後にあらためて「Excellent Japan 日本列島再発見 ―ボニンブルーの楽園 小笠原諸島―」の見どころを教えてください。

atsuko:世界は広いので、つい色々な外国の世界遺産に目を向けてしまいがちですが、今このオリンピック開催を控えた日本という国をもう一度見渡してみると、「あっ!こんなに素晴らしいところがいっぱいあるんだな」ということを気づかされる第一歩となる番組だと思っております。またオープニングが始まった時に、たまたまテレビをつけていて番組が始まることがあると思うんですが、その瞬間に「ちょっと見てみようかな」と思ってもらえるような曲作りを目指しました。日本に目を向けるきっかけになる番組だと思うので、ぜひ見てください。

KATSU:この番組のスタッフさんから聞いた話なのですが、小笠原諸島の父島母島に住んでいる人たちも見たことがなかったような、島の裏側まで撮影していて、現地の人たちが「えっ!こんな風になっているんだ!」と驚くようなカットがいっぱい入っているそうです。ウミガメの産卵のシーンもしかりですが「よく撮ったな!」という感じですね。映像スタッフのすごさを感じること間違いなしです! あと、1時間を通してひとつの楽曲というか作品になっているので、そのあたりもぜひ感じていただきたいです。

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