特集 Special Feature

東野幸治「PEAK HUNT 東野登山隊」独占インタビュー人気芸人・東野幸治が50歳からのガチ登山を語る 東野幸治「PEAK HUNT 東野登山隊」独占インタビュー人気芸人・東野幸治が50歳からのガチ登山を語る

自身がMCを務めるテレビのレギュラー番組を数多く持ち、多忙を極める売れっ子芸人・東野幸治。彼が今、プライベートでハマっている趣味が「登山」だ。後輩芸人の天津・木村ら仲間と共に、休日を利用して全国各地の山に足を運んでいる。そんな彼が、アラフィフから登山を始めたきっかけや、山登りの魅力、「PEAK HUNT 東野登山隊」の見どころなどを語る。

「天津・木村君の“闇営業”の影響で、お待たせして申し訳ございませんでした」

「東野登山隊」とは…

東野幸治が、後輩の天津・木村、ディレクターの椎葉宏治と共に結成した登山チーム。私生活でも一緒に登山に行く仲間で、東野が登山にハマるきっかけとなった2016年9月の富士山登山を皮切りに、東京の裏高尾縦走や神奈川の鍋割山・塔ノ岳、山梨の三ツ峠山、長野の八ヶ岳(天狗岳、北横岳)などに足を運んでいる。可能な限り乗り物を利用するため、自分たちのことを“貧脚登山隊”と呼んでいる。

「初めての富士登山は5合目まで車で登って、6合目でリタイアしました(笑)」

――東野さんが50歳から登山にハマったきっかけは何だったんですか?

2016年に、知り合いのディレクター(椎葉宏治)と運動不足の解消を目的に、富士山に登ったのが最初です。5合目まで車で行って、そこから登り始めたんですけど、6合目でリタイアしました(笑)。ほんまに真剣に山頂まで行くつもりやったんですけど、あまりにも時間がかかり過ぎて、「このペースやったら帰れない」と。一緒に行っていた天津・木村君が、富士山に20~30回登ったことがあるので案内してくれてたんですけど、彼が時計を見て「このペースやと危ないです。帰りましょう」って言うので、下山したんです。
でも、富士山に登る前に登山の装備も結構用意していて、一つ一つがなかなかの値段するんで、1回でやめるのももったいないんですよ。

2016年に、知り合いのディレクター(椎葉宏治)と運動不足の解消を目的に、富士山に登ったのが最初です。5合目まで車で行って、そこから登り始めたんですけど、6合目でリタイアしました(笑)。ほんまに真剣に山頂まで行くつもりやったんですけど、あまりにも時間がかかり過ぎて、「このペースやったら帰れない」と。一緒に行っていた天津・木村君が、富士山に20~30回登ったことがあるので案内してくれてたんですけど、彼が時計を見て「このペースやと危ないです。帰りましょう」って言うので、下山したんです。
でも、富士山に登る前に登山の装備も結構用意していて、一つ一つがなかなかの値段するんで、1回でやめるのももったいないんですよ。それで、次は裏高尾に登ることにしたんです。我々が懸命に山道を登っている横を、カップルのミニスカートの女性が抜いていったりする屈辱にも遭いながら(笑)。でも、意外と始めてみたら、山に登ることが苦じゃなかったんですよ。まだ登山までのレベルにも行ってないぐらいですけど、ちょっとずつレベルを上げて、趣味で続けているという感じです。

それで、次は裏高尾に登ることにしたんです。我々が懸命に山道を登っている横を、カップルのミニスカートの女性が抜いていったりする屈辱にも遭いながら(笑)。でも、意外と始めてみたら、山に登ることが苦じゃなかったんですよ。まだ登山までのレベルにも行ってないぐらいですけど、ちょっとずつレベルを上げて、趣味で続けているという感じです。

「標高の高い山に登れる体力がないので、岩場や雪山で過酷に見せてごまかしています(笑)」

――番組内では、断崖絶壁だとか、雪山だとか、だいぶ山登りのガチ度が増していると思うのですが、初心者レベルを超えた過酷な登山に挑戦するモチベーションって何かあるのですか?

ほんとのこと言うと、富士山もまだ登れてないですし、剣岳とかそういう標高3000m級の高い山は体力的にも今は無理なんですけど、それだとテレビの登山ドキュメンタリーとして地味じゃないですか。なので、標高の高い山に行けない代わりに、岩山や雪山に行って、映像的にごまかしている感じです(笑)。同行してくださるカメラマンさんやガイドの方なども、エベレストに行っているようなすごい人たちで、登山のプロに囲まれて登っていますから、実は超安全な登山です。超安全なのに、カメラの撮り方とかでテレビ的にすごく過酷なことをしているように見せるのなんて、プロ集団の手にかかれば、お茶の子さいさいなんです(笑)。
シーズン3で登った妙義山も、標高1104mの山で、富士山の3776mに比べたら全然低いんですよ。でも、こんな標高1000mクラスの山でも、いろんな面白いポイントがありますし、妙義山は初級・中級ぐらいの登山者の方におすすめの山やと思います。

「高所恐怖症の天津・木村君のリアクションにカメラが集まって、気づいたら誰も俺のことを撮ってないという(笑)」

――今回のシーズン3の妙義山登山で一番印象に残っていることは何ですか?

プライベートで登山を始めたころは、僕らの中では天津・木村君がいちばん登山のベテランやから、いつも彼にガイドしてもらっていて。で、先ほども言ったように、標高3000m級の山は、僕とかディレクターの椎葉君は、体力的にまだ無理なんで、番組では標高は低めだけど、テレビ映り的に派手な断崖絶壁を登ったりするじゃないですか。そうすると途中でわかってきたんですけど、木村君が実は極度の高所恐怖症で、岩登りとかが全然ダメなんですよ。登っている最中にガクガク震えだしたり、恐怖のあまり泣いたりするんです。気づいたら、カメラが木村君のリアクションばっかり撮るようになってて。今回の妙義山では、「鷹戻し」っていう岩場の難所を、懸垂下降というレスキュー隊がやるような、鎖をつかみながら降りる箇所がありまして。僕がラストの三番手で挑戦したんですけど、先に下に降りていた木村君が、緊張が解けたのか、感極まって泣きだしたんです。そこにカメラが全部集まっていて、僕が降りきったのを誰も気づかないという(笑)。「俺がメインの番組やのになあ」と思いつつ(笑)、そういうのも印象的というか、楽しい思い出ですね。

「断崖絶壁みたいな恐怖心を感じる所の方が、かえって疲れを感じないんですよ」

――妙義山登山で一番つらかったポイントはどこですか?

先ほども話しました「鷹戻し」のような断崖絶壁を、垂れ下がった鎖を頼りに登ったり下りたりしたことですかね。妙義山は、すごくテレビ的に映える山というか、体力はそれほどなくても行けるけど、恐怖心はすごくあおられるという、ロケに持ってこいの場所やなって思いました(笑)。ただ、こういう油断できない緊張感のあるところの方が、実は楽やったりするんです。つらさで言えば、ただただずーっと地道に何時間も山道を登っていくとか、何時間もかけて下りていくとか、そっちの方が僕はつらいです。膝も痛くなってきますし。恐怖心がある方が、かえって疲れを感じないんですよ。だから妙義山はすごく楽しかったです。

――確かに東野さんは、足場の横幅が1mしかない岩稜帯とかでも「ヤッホー!」とか叫ばれたりして、すごく楽しそうなんですが、高所への怖さはないんですか?

ジェットコースターやスカイダイビングのような落ちる感じは怖いんですが、高い崖の上だとかそういうのは意外と平気ですね。むしろテンションが上がるというか。そういう面でも登山に向いていると思いますし、いい趣味を見つけたなと思います。50歳で始めた趣味ですけど、登山道では60代や70代の方に追い抜かれますし、高齢の方でも登山をやっている方はすごいなと思います。

――もともと東野登山隊のメンバーは、自分たちのことを「貧脚登山隊」と呼んでいましたよね。

はい。僕ら貧脚登山隊なので、プライベートで山登りに行くときも、まず行く前に調べるのは、ロープウェーでどこまで登れるかです(笑)。ロープウェーでギリギリまで登ってから登山を始めるっていうのが僕らの正規のルートですから。シーズン1では立山連峰の龍王岳に登ったんですけど、車とかバスとかケーブルカーとか、いろんな乗り物を乗り継いで、気づいたら標高2300mぐらいの所まで来ていて、「これ、めちゃめちゃええなあ」って(笑)。東野登山隊は、そういうのは全然ありなんです。

「アラフィフで登山を始める方へのアドバイスは、『お金で解決できることはした方がいい』です(笑)」

――東野さんの思う登山の魅力って何でしょう?

頂上から見える景色なんかも、もちろん魅力なんですけど、僕は征服した感じが気持ちいいです。出発地点に着いたとき、目的地の山を見て「今からあそこに登るんやあ」と想像して、実際に登り終えたら、出発地点のことを思い出して「ほんまにここまで来たんや。すごいな」っていう。そういう達成感みたいなのが魅力かなと思います。

――東野さんと同世代のアラフィフの視聴者の方が、この番組を見て「自分も登山を始めたい」と思われたときに、東野さんなりに1つアドバイスを送るとしたら何ですか?

やっぱり、靴やリュック、登山グッズなどのギア(装備)は大切ですから、登山を楽しむためにも、自分の身を守るためにも、お金で解決できることは解決した方がいいです(笑)。50代で登山始めようという方は、そこそこお金もあると思うので。ちゃんとしたええギアをそろえるためにも、まずはお金やと思います。申し訳ないですけど(笑)。

「感動して泣いている天津・木村君のことを『コイツ、このあと謹慎になるんやな』と思いながら見てください(笑)」

――最後に、視聴者の皆様に、シーズン3妙義山編の見どころを教えてください。

妙義山は、実は今年の5月に登ったんです。いつものように天津・木村君のナビゲートで行ったんですけど、その直後に、木村君が闇営業問題で謹慎になりまして(爆笑)。その影響で、ひかりTVさんでの提供がこんなに遅くなってしまい、ほんとにご迷惑をおかけいたしました。5月に撮影したものが、こんな年末からの番組となり、誠に申し訳ないなと。なので今回の見どころとしては、木村君のことを「コイツ、このあと謹慎になるんやな」と思って見てください(笑)。岩山登山をやりきって、木村君が感動して泣いているんですけど、「コイツ、その前に闇営業に行ってたんやな」って(笑)。
今回登った妙義山は群馬県にあるんですけど、日本三大奇景に選ばれている面白い山です。特に関東の方は、僕らが一日目に登った白雲山ルートと、二日目に登った金洞山ルートのどちらかに日帰りで行かれてもいいですし、一泊二日で両方登られてもいいですし。この番組を見て「登山、面白そうやな。行ってみたいな」と思っていただけたらうれしいです。