特集 Special Feature

3月6日(金)劇場公開記念 映画『仮面病棟』特集:坂口健太郎×永野芽郁 スペシャルインタビュー

現役医師が描く傑作ベストセラーミステリーを映画『屍人荘の殺人』('19)の木村ひさし監督が映画化した『仮面病棟』が3月6日(金)から全国劇場公開される。そこで、映画単独初主演作となる坂口健太郎、ヒロインに自身初のミステリー映画に挑む永野芽郁のインタビュー、いま最も旬な2人のこれまでの出演作などを紹介していく。

謎を解くまで逃れられない、究極のノンストップ脱出ミステリー!

仮面病棟

その日、病院は仮面の凶悪犯に占拠された。閉じ込められたのは、一夜限りの当直医の速水(坂口健太郎)と凶悪犯に撃たれた女子大生の瞳(永野芽郁)。密室と化した病院から脱出を試みる2人は、次々と不可解な異変に遭遇する。

撮りおろしカット&スペシャルインタビュー  映画初主演・坂口健太郎&ヒロイン・永野芽郁がミステリーに挑む!

現役医師、知念実希人の同名ミステリー小説「仮面病棟」を木村ひさし監督が映画化。主演の坂口健太郎と永野芽郁は、『俺物語!!』以来、約5年ぶりの共演。まるで兄妹のように仲の良い2人に作品の見どころなど話を聞いた。

坂口健太郎(さかぐちけんたろう)

'91年生まれ、東京都出身。近年の主な映画出演作は、『劇場版 そして、生きる』('19)、『劇場版 ファイナルファンタジーXⅣ 光のお父さん』('19)、『人魚の眠る家』('18)など。公開待機作に『劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班』(2021年公開予定)がある。

永野芽郁(ながのめい)

'99年生まれ、東京都出身。近年の主な映画出演作は、『二ノ国』('19・声の出演)、『君は月夜に光り輝く』('19)、『ミックス。』('17)、『帝一の國』('17)など。

【坂口健太郎】スタイリスト:桧垣健太郎(little friends)、ヘアメイク:廣瀬瑠美
【永野芽郁】スタイリスト:岡部美穂、ヘアメイク:石田絵里子(所属:air notes)

坂口「ハラハラドキドキのスピード感を楽しんでください!」永野「見た目も変えて、今までと違う雰囲気のお芝居に挑戦しました」

過酷な現場で改めてチームワークの大切さに気づく!

Q:久しぶりに共演した感想をお聞かせください。

坂口:舞台が病院で密室、話の内容的にもポジティブなシーンってあまりないんですね。そんな息の詰まるようなシーンが多いハードな撮影現場でしたが、永野さんがそこに立っているだけで華やかな雰囲気になりました。それは作ろうと思ってもできないもので、もともと彼女に備わっているものなんでしょうね。改めて素敵な女優さんだなと思いました。久しぶりの共演でしたが、いい意味で変わっていませんでしたね(笑)。

永野:本当に大変な現場でした。その中でも坂口さんが一番過酷だったのに、率先してキャストとスタッフをつなぎ、穏やかな現場をずっと作ってくださいました。差し入れもして、みんなのモチベーションも上げてくれて。現場作りがすごく上手な方なんです。また、今までにない団結力を感じました。

坂口:今回はキツイ現場になると最初から覚悟していました。それに僕は密室がすごく苦手なんです。だから僕からすると永野さんや高嶋(政伸)さん、内田理央ちゃんや江口(のりこ)さん、みなさんに助けてもらったおかげで最後までやりきることができたんです。だから逆にどうもありがとうございましたっていう感じです(笑)。

Q:状況設定も人間模様も相当複雑でしたが、役作りで苦労されたところを教えてください。

坂口:速水の心が変化していくポイントです。彼はトラウマを抱えていて、最初は出来ないと言っていた手術を瞳にしたことから、気持ちのベクトルが瞳に向かっていき、次第に守りたい存在になっていく。最初に台本を読んだ時、その変化のきっかけは一体どこなんだろうと考えたんですが、最終的には現場で永野さんと一緒にお芝居をしながら、もしかしたらこういうタイミングなのかもしれないなと発見していった感じです。瞳と洋子さん(事故で亡くなった速水の恋人)を重ねていかないと速水のベクトルが瞳に向かなかっただろうなというところは監督と相談をしながらやっていきました。

永野:とにかくお芝居が難しかったです。最初から最後まで瞳という役を成立させるにはどうしたらいいのか、もう頭で考えるだけじゃ分からなかったので、監督や坂口さんをはじめ、みなさんと話し合いながら演じていきました。今回は一つのものをみんなで力を合わせて作るっていう、今までにない団結力と、ああ現場ってこういう感じだったなっていうのを改めて感じることができた時間でした。

分かっていてもピエロが現れるとビックリしてしまう!!

Q:凶悪なピエロとの共演というのはいかがでしたか?

坂口:本作で「仮面」が意味するところは、病院や人間がかぶっている一面も表していて、そんな中でもピエロは象徴的な存在なんですが、病院の中に存在しているということ自体が異質でした。近くに来られると何だか圧迫感があって嫌な感じになりました。でも、ピエロという存在があったからこそ僕も速水の気持ちになれましたし、やっていて面白い感覚でした。

永野:この場面でピエロが現れると頭で分かっていても、実際に目の前に来られるとびっくりしてしまいました。仮面の中の息づかいで、怒っているとかの感情をリアルに感じることができたので、私自身、演じやすく、リアルな感情を引き出してもらったと思います。

Q:今回は永野さんのメークも特徴的で、それが見どころの一つでもありますね。

坂口:言葉では言い表せないような魅力を持った女性という役どころに合っていて、とても可愛かったですよ。永野さんの普段のナチュラルメークとはまた違ったお人形さんのような雰囲気もあってドキッとさせられました。

永野:メークだけでなく、髪の毛もちょっと不思議な色なんですが、今回は見た目からもイメージを変えて、今までと違う雰囲気のお芝居に挑戦できたらいいなと思いました。いつもと違う雰囲気の私を見て面白がってくれる人がいたらいいですね (笑)。

坂口:髪の色もちょっと作り物っぽい色だったもんね。それもいい感じに相まっていましたね。あと永野さんの肌がとっても白いんで、病院の青白いライトが効果的でしたね。

永野:お兄さんはいつも褒めてくれるんです(笑)。

クランクアップした瞬間は喜びが爆発!

Q:ハードな撮影が終了した瞬間はどんな気持ちになりましたか?

坂口:「やったー、終わったー」っていう感じでした(笑)。鬱屈とした気持ちを抱えている速水を演じていたので、現場で僕自身がポジティブな気持ちを保つのがなかなか難しくて。そういう意味では役とちゃんとリンク出来ていたんだと思うんですね。だからこそクランクアップして「やったー」という素直な感情が出たんだと思います。

永野:嬉しかったぁ(笑)。北九州でロケをしていたんですが、ホテルで毎晩、悪夢ばっかり見てうなされていたので、東京に戻って家に着いた時は泣きそうになるぐらい嬉しかったです。

Q:映画の公開を楽しみにしているファンに向けてメッセージをお願いします。

坂口:ハラハラドキドキ、スピード感のある作品です。いろんなところに仕掛けと謎が散りばめられていて、2回、3回と観ても新しい発見があって楽しめると思います。

永野:ビックリもしますが観ながら謎を解いていく感覚で楽しめるミステリー作品です。友達同士、恋人同士で観た後にそれぞれ気づいたところや感想を語ったりして楽しんでほしいですね。

作品紹介

原作は本作で自ら脚本にも参加した現役医師でベストセラー作家の知念実希人の同名小説。主役の速水医師を演じるのは今回が映画単独初主演の坂口健太郎。絶望的な喪失感を背負いながら、一人の女性を守るために不可解な状況の中で凶悪犯に挑まなければならない人物を見事に演じ切った。ヒロインにはミステリー映画初挑戦の永野芽郁。事件に巻き込まれる不運な女子大生でありながら物語が進むにつれ別の顔を見せていくという、ミステリアスな女性・瞳を今までにない魅力で演じる。この2人を取り巻く脇役陣の演技も際立つ。高嶋政伸、内田理央、江口のりこ、大谷亮平ら実力派が個性を爆発させ、さらに何層にも謎を深めていく。監督はドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズを手掛け、スピード感と緊張感のある演出で評価の高い木村ひさし。本作でもその手腕を存分に発揮し、新たなミステリー作品を作り上げた。

あらすじ

若き外科医の速水(坂口健太郎)は先輩医師である小堺(大谷亮平)の代理として急遽指名を受けて一夜限りの当直医として田所病院にやって来た。何事もなく朝を迎えるはずだったのだが、この夜、突然ピエロの仮面を被った凶悪犯が銃を持って現れた。彼に撃たれてけがを負った女子大生の瞳(永野芽郁)を含め、院長の田所(高嶋政伸)、看護師の東野(江口のりこ)と佐々木(内田理央)、そして入院患者全員が人質となった。なんとか瞳の応急処置をした速水だが、重い鉄格子で閉ざされ危険な密室と化した病院は凶悪犯に占拠され逃れることができない状況が続く。しかし、犯人の意図が見えない行動、院長や看護師たちの不審な態度、そして病院そのものへの違和感。謎だらけの事件に巻き込まれて深まる混迷の中で必死に脱出を試みる速水と瞳。次第に解き明かされていく謎。病院の仮面がはがされた時、衝撃の真実が待ち受けていた。

人物紹介

  • 速水秀悟(坂口健太郎)

    速水秀悟(坂口健太郎)

    事件当日の勤務を代わった「一夜限りの当直医」

    婚約者を亡くした3ヶ月前の事故以来、初めて医師に復帰した誠実で真面目な医師。しかし、かつて婚約者の緊急搬送を断ったのは田所病院だった。

  • 川崎瞳(永野芽郁)

    川崎瞳(永野芽郁)

    仮面の凶悪犯に撃たれ拉致された「女子大生」

    閉じ込められた病院内で速水と共に脱出を試み、次第に信頼を寄せていく。しかし、なぜ凶悪犯に撃たれ拉致されたのか理由は謎のまま。

  • 田所三郎(高嶋政伸)

    田所三郎(高嶋政伸)

    田所病院の「病院長」

    病院、患者、そして命。医師として崇高な理念を抱く中、事件に巻き込まれる。しかし、なぜか警察への通報をかたくなに拒み、何かを必死に守り続ける。

  • 佐々木香(内田理央)

    佐々木香(内田理央)

    院長に常に付き添う「看護師」

    病院を去る最後の夜、籠城事件に巻き込まれる。しかし、病院内で公言出来ない大きな秘密を抱える。

  • 東野良子(江口のりこ)

    東野良子(江口のりこ)

    清廉潔白で常に冷静な「看護師」

    病院を深く熟知していることから事件当日は速水の案内役となる。しかし、気づいてはいけない秘密を知ってしまう。

  • 小堺司(大谷亮平)

    小堺司(大谷亮平)

    当直を交代した速水の先輩「医師」

    正義感が強く、かつて亡くした妹は速水の元婚約者だった。しかし、亡くした妹の緊急搬送を最後まで病院に懇願していたが・・・。