特集 Special Feature

インタビュー 今だから語れる!宣伝のプロが明かす『君の名は。』ヒットの裏側 東宝株式会社 『君の名は。』宣伝プロデューサー 弭間友子さん

プロフィール

はずま・ともこ ●映画宣伝会社で『A.I.』や『ハリーポッターと賢者の石』の宣伝を担当。その後、20世紀フォックス、共同ピーアール株式会社、マンハッタンピープルを経て、2012年に東宝へ入社。担当作品には『スター・ウォーズ/エピソード2,3』『プラダを着た悪魔』『けいおん!』などがある。現在は、8月18日(金)公開予定の映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の宣伝を手掛ける。

興行収入250億円(7/25現在)を突破し、歴代興収4位を記録する歴史的大ヒットを記録した『君の名は。』がいよいよひかりTVにてビデオ提供される。同作が大ヒットを記録した理由として、先の読めないストーリーはもちろんのこと、新海誠作品ならではの映像美、魅力的なキャラクターなど、作品自体に大きな魅力があったことは間違いないが、そのヒットの裏側には意外な秘密もあったという。今回、『君の名は。』を担当した宣伝プロデューサーで、「日経WOMAN」が選出するウーマン・オブ・ザ・イヤー2017の大賞も獲得した弭間友子さんに作品の魅力、ヒットの裏側から、宣伝のポリシー、そして最新の担当作品のことまで、たっぷりと語ってもらった。

新海監督と衝突しながら作り上げた予告編!「盛られている部分はありますが、監督とぶつかったことは事実です」

新海監督と衝突しながら作り上げた予告編!
「盛られている部分はありますが、監督とぶつかったことは事実です」

――先日発表された「日経WOMAN」のウーマン・オブ・ザ・イヤー2017で大賞を受賞されたと聞きました。おめでとうございます。

ありがとうございます。ただ、わたしはいち会社員として、日々の仕事を頑張っただけなので…。それが認められたのはうれしいことではあるんですが、どう考えても『君の名は。』に乗っかっただけですからね(笑)。

――とはいいながらも、“『君の名は。』をメガヒットに導いた立役者”として評価された部分も大きいと思います。

でも、わたしだけが頑張って250億円という数字になったわけではないですからね。やはりみんなの力があってのことなので、申し訳ないなという気もあります。ただ、同僚からは、作品の裏方として、作品を当てるために頑張っている人たちがいるわけだから、そこに光が当たったことがすごくうれしいと言ってもらえた。恥ずかしいなという気持ちもありますけど、ありがたいなと思いました。

――弭間さんのインタビュー記事などを拝見すると、『君の名は。』の宣伝活動をめぐって新海監督とぶつかったこともあったそうですね。

それ、ある程度盛られている部分はありますよね(笑)。ストーリー的に、ものすごくドラマチックだからフィーチャーされがちですし、それがどんどん一人歩きしてる部分もなくはないですけど。ただ、監督とぶつかったこと自体は事実ではあります(笑)。

――そもそもどういった部分がぶつかったのでしょうか?

わたしの中で、宣伝的にどこまでストーリーを出すのかということを考えます。わたしたちも脚本の立ち上げの時点からご一緒させていただいているので、こういう感じで見せていこう、というプランがあるわけです。今回は笑って泣けるエンタメの王道のような感じに見せたい、そこで勝負したいというのがあったんです。新海監督も「今回の予告編は東宝さんにお任せする」と言ってくださっていたんです。でもやはり言葉では理解しても、感覚的な部分で、自分が思ったものと違うものがあがってきたことに拒絶感があったようですね。

――でもそこでぶつかったからこそ、クオリティがあがっていったんじゃないですか?

そうですね。「特報」や「予告編」はなんだかんだいって、監督と相談していいものができたなとは思います。そこに関しては、ビジュアルもそうですが、話し合いながらできたのがよかったなと思っています。2015年の12月に発表した最初の「特報」というのが、(RADWIMPSの曲)「スパークル」のイントロとアウトロだけをつないだもので、キャラクターもほとんど出てこないバージョンになります。あれは最終的にこちらの意図を伝えて、監督がある程度編集したものをわたしたちが形にしました。次の「予告編」もわたしたちが作ったものを監督が直して。そこからさらにわたしが直した、という感じだったので、共同作業だったと思います。でも最後の「予告編2」では完全に意見が割れましたね(笑)。

――『君の名は。』は、予告編だけでなく、ポスタービジュアルも印象的でした。

これもちゃんと監督と話し合って決めたものとなります。本読みをやっている最中にも、やはり東京と田舎との対比は大事だなと思っていて。それを新海監督が一番得意とする美術背景を見せながら、1枚の画で見せたいなと思っていました。同時にふたつの空間を落とし込むのはなかなか難しかったですけど、二人の間に光を入れるなどアイディアを足してもらいました。あれは同じところにいるようでいて、でも実はなんだか違うという感覚を形にしてもらったという感じですね。

――そんな『君の名は。』のビジュアルですが、JR山手線のモニターをはじめ、多くの場所で見かけました。そして何より、最終興収63.3億円の大ヒットを記録した『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』の公開時期に、予告編が上映されていたことが大きかったと思うのですが。露出は結構考えられたんですか?

そうですね。東宝としても、去年の『名探偵コナン』というのは勝負の年だったんです。20作目というのもそうでしたし、久しぶりに黒の組織が題材となるということで、社内的にも気合が入っているのは感じていました。だからちょうどそのタイミングで予告編を上映できたというのは『君の名は。』にとってもいいタイミングだったと思います。

――RADWIMPSの「前前前世」も効果的に使われていましたね。

主題歌が4曲あるうちで、「前前前世」を一番最初に使いたかったんですよ。人によっては「なんでもないや」や「スパークル」の方がいいとか、意見が分かれると思うんです。でも「前前前世」には、いろんな人を引きつけるようなメジャー感があるなと思ったんです。ですから、一番最初からこの曲を使いたいと思っていました。

――なるほど。

もともとは「スパークル」が一番最初にあがってきた曲だったんです。あの曲は作品の一番いいところでかかっていますが、「スパークル」が最大のメイン曲になるんだろうなという感じは当時なんとなくあったんですけど、予告には「前前前世」を使いたかった。そこでRADWIMPS側にもどの曲を使いたいか聞いてみたところ、彼らも同じ考えだった。そしてあの予告編を出した時の反応が良かったので、彼らも乗ってくれた。映画の公開前にあの曲がすり込まれるようになったのも大きかったですね。

ブレイクスルーは「名探偵コナン」のおかげ!?「新しいツイートがどんどん出てきて、世間に刺さったなと感じました」

ブレイクスルーは「名探偵コナン」のおかげ!?
「新しいツイートがどんどん出てきて、世間に刺さったなと感じました」

――宣伝をしていて、ブレイクスルーを実感したのはいつごろだったんですか?

やはりおっしゃってくださったように、『名探偵コナン』のタイミングで、予告編を解禁できたことが大きかったと思います。ツイッターを見ていても、「コナンを観てきたけど、『君の名は。』というのが面白そう」という感想が本当に多かったです。とにかくそのつぶやきの反応が追い切れないほどで。次から次へと新しいツイートがどんどん出てきて。1時間前までなかなかたどり着けないくらいでした。これは世間に刺さったかなと感じました。

――そうやって世間に浸透していったわけですね。

それで6月には小説が発売されました。発売から3日で10万部を突破するなど売れ行きも良かったですし、前売り券も売れていた。後は新海作品に触れたことのない人たちにどれだけアピールできるのかが勝負になるなと思っていました。7月に入ってからは試写会を始めて、そこの評判も良かった。打てば打つほど反応が返ってくるので、気持ちとしては頑張れましたけど、とはいえ、公開当日まではどれだけ当たるのか不安でしたね。

――しかしいざふたを開けてみれば、初日3日間で12億円を突破するロケットスタートとなりました。正直、想像以上の大ヒットだったなと感じた記憶があります。

そうですね。すごかったですね。初日も夜まで満席の劇場が続出しました。次の日も9割ほど埋まっていましたね。金曜と土曜はわたしと監督で6劇場ずつ舞台挨拶でまわって。日曜日には神木(隆之介)君や(上白石)萌音ちゃん、長澤まさみさんにも来てもらって、新宿の劇場でイベントをやったんですよ。3日間バタバタしててあまり実感なかったんですが、でも後々になってこれはとんでもないことになるな、と感じるようになりました。

――あらためて。弭間さんにとっての『君の名は。』の魅力って何ですか?

物語の良さが一番だったと思います。いい意味で裏切られるストーリーだったし、今まで観たことのないようなものになっていたと思います。よくSNSをうまく活用しましたね、と言われるんですけど、それはみんなが映画を観たら、みんなに話したくなるストーリーだったからなんだと思うんです。「みんなも絶対に観た方がいいよ。でも内容は言えないんだよね」と。そうやって煽られた人が、観なきゃヤバいかなと思って足を運ぶ。それで観た人が「もう一回観たい」と言ってくれる。そこがこの作品の一番の魅力だと思うし、当たった要因だと思います。

――昨年は『君の名は。』だけでなく、『この世界の片隅に』や『聲の形』など数多くのアニメ作品がヒットし、アニメのブームが一般層にまで広がったような印象がありました。アニメの現場にいて、そういった世間の雰囲気の違いは感じますか?

そうですね。わたしが東宝に入社したのは2012年。ちょうど東宝がアニメに力を入れようとアニメ事業室を立ち上げたタイミングでした。シネコンでも、劇場でテレビアニメの総集編や、歌舞伎や落語、それからうちが手がけたAKB48のドキュメンタリーなど、映画じゃないものを上映するということが主流になってきた頃です。それまではDVDなどのパッケージを買って、家で観るというのがアニメの楽しみ方だったと思うのですが、近年では、映画館に足を運んでもらって、舞台挨拶を楽しんでもらったり、特典をプレゼントするなどして楽しんでいただけるようになってきました。そういう形で映画館に足を運ぶ若いアニメファンがどんどん増えていったのかなと感じています。

――確かに。アニメの上映劇場に取材に行く機会は多いですが、確かに熱気を感じます。ところで弭間さんが宣伝をするうえで心掛けていることはどんなことがありますか?

なんですかね…。わたしは2001年から仕事をやっているんですが、ずっと映画の宣伝ひと筋で来ました。最近、ウーマン・オブ・ザ・イヤーをいただいたり、こうやって取材をしていただくことで、自分の半生を振り返っているんですよね。いろいろとお話をする中で、どこが転機になったんだろう、自分がこの仕事が向いていると思ったタイミングって何だろうと、いろいろと考えたんです。もともとわたしはパブリシティの出身なので、メディアとの向き合いをやっていたんですけど、だんだん小さな作品で予告編を作ったり、プレス(マスコミ用の資料)を作ったり、作品の魅力をそこに詰めるということをやってきました。それからタイアップをとってきたりもしました。でも、仕事を一通り覚えたかな、というタイミングで「この仕事でやることはだいたい完結した」と言って同僚が会社をやめてしまったんです。でも、わたし自身は、これからが仕事が面白くなる時なのになと思って。だからわたしは辞めたくないなと思ったんですよね。

――その頃は洋画の宣伝を中心にされていたんですよね?

そうですね。ちょうどその頃は『プラダを着た悪魔』という作品の宣伝をやっていたんですけど、あの作品は結構力を入れてやれたなと思っていて。あの映画には働く人のいろんなものが詰まっていて。一件、女子向けの作品に思われがちですけど、男の人でも共感できる部分もいっぱいある映画だったと思うんです。あそこで経験が積めたこともいっぱいあったんですよ。映画宣伝という仕事は楽しいし、わたしはこのままずっと続けていくんだろうなと確信したのがあの頃だったと思います。

©2006 Twentieth Century Fox Film Corporation and Dune Entertainment LLC.

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――あの映画は僕も好きです。

それからわたしが30歳くらいの時に、確か『エイリアンVS. プレデター』かその続編かの宣伝をやっていた時だったんですが、夕刊紙の取材に答えていた時があって。よく「宣伝マンの一押し作品」みたいなコーナーがあるじゃないですか。わたしは忘れていたんですが、母がその新聞をとっていてくれていて。そこの最後に「嫁に行くことと無名の作品を自分の力で当てるのが夢」と書いてあって。わたし、こんなことを考えていたんだと思って。もちろん新海監督は無名というわけではないですが、気持ちとしては感慨深いものがありますね。

弭間さんから見た新海誠作品は!?「『君の名は。』は絶対ハッピーエンドにしましょうって言い続けてきた」

弭間さんから見た新海誠作品は!?
「『君の名は。』は絶対ハッピーエンドにしましょうって言い続けてきた

――近年は新海さんのそばにいる機会が多いと思うのですが、弭間さんから見た新海さんってどんな人なんですか?

やはり頭がよくて、スマートな方だなと思います。いろいろなビジョンが頭の中にあって。いろんなものがクリアに見えているんだな、ということが、話しているといつも感じます。とにかく頭の整理の仕方がすごいんですよ。でも逆に、皆さんからは新海監督はどう見えているんですかね?

――内に秘めた熱さは感じるので、クールな方という言い方は違うかもしれませんが、理路整然と話をされていて、穏やかで、知的な印象がありますね。

そうですよね。でも、皆さんはあまり知らない側面だと思いますが、意外に頑固なところがあるんですよ。人の意見を絶対に聞かないというわけではないんですけど、人の意見でもすぐに取り入れるのではなく、一回ちゃんと飲み込んでから、その意見を取り入れるのか、取り入れないのかを考えているな、ということはいつも感じます。

――新海作品の魅力はなんですか?

わたしはあまりアニメに詳しくはなかったので、最初は新海さんのことを知らなかったんですけど、『言の葉の庭』を観てビックリしたんですよ。映像美術がすごくキレイで。ひとつの芸術作品として世に出すべき作品だと思ったんです。わたしはもともと実写の洋画の宣伝をやってきたんですけど、あの作品はすごく大人向けの作品だったので、普段、アニメを観ないような媒体の人にも、実写の映画と同じように売り込みましたね。

――弭間さんの一番好きな新海作品はどれになりますか?

そうですね……。でも一番好きなのはやっぱり『君の名は。』ですかね。

――やはり思い入れが違いますよね。

そうなんですよ。もちろん『言の葉の庭』も好きなんですけど、映画は元気をもらえるものが一番いいと思っていて。もちろんつらい現実を描いた映画などを観て、学ぶこともあるとは思いますけど、わたしはやはり元気になることができる映画が好きなんです。『言の葉の庭』や『ほしのこえ』も好きなんですけど、ちょっとわたしにはせつないんですよね……。

――新海作品はせつない作品が多いですからね。

だから新海監督にも『君の名は。』は絶対にハッピーエンドにしましょうと言ってきたんです。新海監督はけっこうリアリストなんですよ。『秒速5センチメートル』のエピソードをよく聞くんですが、ほとんどの人の初恋は成就しないじゃないですか。みんな失恋やいろんな恋愛を繰り返して、大人になるわけで、それが普通のことだと思って作ったのに、みんな作品を観てショックを受け立ち直れなくなってしまった(笑)。

――あの作品はえぐられますからね。

そうなんです。でもそういう感想がたくさんあって、監督もショックだったと言っていましたね。だから小説を書いたんだと。監督としては「例えその日が“初恋の人が運命の人ではない”ことが分かった日であったとしても、その日の空はきれいだし、世界は変わらずに輝いていて。そしてちゃんと君にも明日は来るんだよ」ということを伝えたかったらしいんですよね。自分の伝えたかったことを、まったく伝えられなかった、とおっしゃっていました。

――やはり新海監督ならではのこだわりがある、ということなんでしょうね。

新海監督としても『言の葉の庭』が終わって。なんとなく自分の中でもステップアップしたいという気持ちがあったようなんです。だから次はハッピーエンドで終わらせたいと言ってくれて。だからわたしが一番好きなのは『君の名は。』ですね。なんて言うと、自分の作品をめっちゃ推しまくっているじゃんと言われそうですが(笑)。

現在手掛けるのは8月公開の『打ち上げ花火~』「キラキラしていて。懐かしくて、甘酸っぱい作品になっているんじゃないかな」

現在手掛けるのは8月公開の『打ち上げ花火~』
「キラキラしていて。懐かしくて、甘酸っぱい作品になっているんじゃないかな

――弭間さんが現在手がけている作品は、岩井俊二監督の名作をアニメ化した『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』となるそうですが。脚本は大根仁さん。テレビ版の「モテキ」の1エピソードで、「打ち上げ花火~」のロケ地めぐりをするくだりがあったくらいなので、作品への愛情もあるでしょうね。

そうですね。大根さんをはじめ、スタッフにも岩井監督の作品が好きな人が多いので、オリジナルへのオマージュというか、カット割りや演出部分がまるっきりかぶってるシーンもあるそうです。もともとは45分の作品だったので、今回はほぼ倍になります。設定などはほぼ一緒なんですけど、作品としては新しいものになっていると思います。

――言われてみればオリジナルは45分くらいでしたし、ストーリーの分岐点で、もしもこっちだったらどうなったか、というパラレルワールド的な2つのストーリーを並行して描いているんで、描写としてはトリッキーな感じでしたよね。

あれはフジテレビのドラマ枠だった「if もしも」のルールで作られていました。これは岩井監督がおっしゃられていたんですが、ドラマで放送していた時は、そういうルールのもとで作られているから、そのフォーマットにハマっていることは大事なんですが、このドラマだけを映画館で上映したとき、はじめて映画館で観た人がそのルールが分からずに「どういうこと?」となったそうです。時代的にもオリジナルを観ていない人も多いでしょうから、今回はあれをそのままやるのではなく、あのドラマを一本にして、長尺でやれるストーリーにしないといけない。ですから何かギミックがあった方がいいよね、ということで、ドラマにはないオリジナル要素が入っています。

――映画のアピールポイントについて教えてください。

作品に込められているのはノスタルジックさということですかね。10代のはじめって異性のことが好きか嫌いかとか分からなくて。同性同士で遊んでいても、なんだかくだらないことが楽しかったような日々だったと思うんですけど、この作品にはそういう感覚があふれているんですよね。そういう意味で、青春時代を懐かしいと感じる世代にも、もちろん青春時代真っ最中の人にも観ていただきたいし、誰にでも共感できる作品になっているんじゃないかなと思います。

――岩井監督のオリジナルもそういう雰囲気にあふれていましたからね。

岩井さんのドラマにあったそういう雰囲気は踏襲されていると思います。『君の名は。』だと、瀧と三葉が入れ替わるという、現実では起こらないようなことが起きるわけですが、みんなが二人のことを「頑張れ」と応援したからこそ、あれだけ愛されるキャラクターになったんだと思うんです。でも今回の作品は、そういう作品というよりは、自分にもこういう時代があったよね、というような、キラキラしていて。懐かしくて、甘酸っぱいというような作品になっているんじゃないかなと思います。声優をつとめた広瀬すずさんも、菅田将暉君も、宮野真守さんも素のままの、素朴な演技をしていて。非常に楽しそうな中学生のドラマに仕上がっていると思います。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

8/19(土)後9:00~10:00
日本映画専門チャンネルHDにて放送

©ROCKWELL EYES INC.

――時期的にも8月公開ですし、目指せ『君の名は。』じゃないんですか?(笑)

それはどうでしょう(笑)? 『君の名は。』はジブリ作品を多く手がけられた安藤雅司さんが作画監督を務めていたので、どことなくジブリっぽい雰囲気はありますけど、(同作を制作するアニメ制作会社)シャフトの演出はもう少しとがっていますからね。わたしが制作途中のものを観た限りでは、カメラアングルやカットの見せ方が独特で。その演出感は「<物語>シリーズ」を観ているような気がしていて。そういう意味では新しい作品になっていると思います。

©2016「君の名は。」製作委員会

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