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地上波放送直後に見逃し提供!

孤独のグルメSeason8

  • 孤独のグルメSeason8

  • 4KHDPC・スマホ
  • ビデオ番号:4K 61370~ HD 53720~
  • 10/5(土)提供開始

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またお腹の鳴る夜がやって来る!深夜ドラマの金字塔が前人未到のシーズン8へ!

原作・久住昌之、画・谷口ジローの同名コミックを基にした「孤独のグルメ」は、輸入雑貨商を営む井之頭五郎(松重豊)が、営業先で見つけたお店で自由に食事を楽しむ姿を描いたグルメドキュメンタリードラマ。 今や国内外で絶大な人気を誇るテレビシリーズで、登場するお店をファン(視聴者)が巡礼するのは、もはやおなじみ。 そんな怪物ドラマの「孤独のグルメ」。連続ドラマとしては約1年半ぶりに、待望の新シーズンが始まります。シーズン1~7もビデオで提供中!

  • 本作には、実在する“ 味な店”が毎話登場。全国各地の多彩なジャンルのグルメや、なじみのない街の隠れた名店が登場するほか、過去には台湾や韓国にも出張。
    Season8ではどんな名店に出会えるのか!
  • 注目の第一話は横浜中華街が舞台。八嶋智人、台湾の俳優フィガロ・ツェン、榊原郁恵、そして“ハマの大魔神”こと佐々木主浩といった豪華ゲストが、新シーズンのスタートをにぎやかに彩ります。また、シリーズ初の“スイーツ”メイン回や、出張編ではファン必見の地域に初上陸するなど、これから登場する新たな挑戦にも期待です!

原作者・久住昌之さんに単独インタビュー!
過去シーズンのお店を振り返ってもらったら、
ドラマの先にドラマがあった!

  • 本編終了後、その回に登場したお店へ原作者・久住昌之さんが赴く「ふらっとQUSUMI」も、Season1から続く人気コーナーです。これまで訪れたお店を思い返してもらうと、「考えてもできない」という感動的なエピソードも出てきました
まずは、Season8の制作が決まった時の感想を教えてください。
「毎回『これで終わりでもいい』という気持ちでやっていますが、聞いた時はやっぱり『うれしいな』と思いました。今回は、これまでメインで演出をしていた監督が亡くなられたことがすごく大きくて、残った我々で頑張らないとな、という気持ちはありますね。でも、基本はそんなに変えようというのはなく、(スタッフの方が)一生懸命店を探して、丁寧に作っていくというところは変わらないです」
ドラマの見どころと言えば「孤独のグルメ」なお店の数々。これまで登場したお店はどこも思い出深いと思いますが、特に反響が大きかったと感じたお店はありますか?

「反響というか、一番この番組の影響力を感じたのは、河津町の『わさび丼』(わさび園 かどや)ですね。河津町というのは、河津桜が咲く時にはたくさん人が来るんだけど、その時以外はまあ静かな場所だったんです。それが今は、駅に『わさび丼の聖地』と書かれていて(笑)、わさびにすごく力を入れたり、河津町の観光というものを根本から変えたみたいなところがありますよね。わさび丼のかどやさんのおやじさんが、『また改良したわさび焼酎作ったので』といって送ってくれたり(笑)。それはすごく印象深いですね」

いい反響があるのはうれしいですね。
「そうですね。Season1の時から一番心配していたのは、お店をドラマに出すことで迷惑をかけることだったんです。誹謗中傷されたり、たくさんの人が来て、騒いで、お店の人や常連さんに嫌な思いをさせるとか。漫画は、モデルがあっても『現実には関係ありません』って書けるんだけど、ドラマの場合は本当にある店でやるしかないので、混んじゃうことは避けられない。だけど、Season1が終わった時に『お客さんはいっぱい来たけど、みなさんすごく行儀が良くて、忙しい時は食器を下げるのを手伝ってくれたりした』と聞いてすごくうれしかったです。それはきっと、五郎さんが静かだから、みんなそれを真似しているんだろうって(笑)」
他にも例えば、お店の雰囲気が独特で忘れられない、といったお店はありますか?

「料理も店の人も店の雰囲気も含めて、『孤独のグルメ』らしいお店かどうか、スタッフが一生懸命考えて探してくれているので、全部いいとしか言いようがないんです。でも、例えば吉祥寺のカヤシマという店は、地元だけど『入りにくいなー』と思ってそれまで一回も入れなかったんですよ。吉祥寺でよくあの店を選んだなあと思いましたね(笑)。店長も面白い方で、この間久しぶりにお店でインタビューを受けて会ったけど、(声をまねながら)『あれからまったく変わりました! うちの店も海外から(お客さんが)来るようになりました!』と言ってました。近所の人もすごく増えて、日曜日の昼間とかに行くと、近所のおやじがうれしそうにみんなで飲んでるんですよねー(笑)。本当におもしろい店です。見ている方は、近くの店が出ると面白いみたいですね。この間、『孤独のグルメ』が好きで漫画から読んでくれているという方にお会いしたんですけど、『自分の家の近くが出るとテンションが上がりました』と言ってました。僕でもやっぱりそういう気持ちになりましたね」

お店をきちんと選んでいるというのが、ドラマ版の魅力として大きいですよね。

「そうですよね。みんなで必死に探して、そんなとこまで行っちゃったかーみたいな店もあったりして(笑)。埼玉の上尾まで行って、しかも駅からどんどん離れたところまで行っちゃって。その上尾のお店(キセキ食堂)は、Season7のサントラCDのジャケットにも使わせてもらいたくて、後日インターネットに出ていた番号に電話をかけたんですよ。携帯の番号で、かけたらおばちゃんが出たんですけど、ロケ中そういう人はお店にいなかったな、と思ってたんです。なので聞いてみたら、(ドラマに出たおかげで)電話が鳴りっぱなしで仕事にならないから、実家にいるお母さんに携帯を預けて電話係をやってもらってるって(笑)。外国の方からかかってくると、もう大わらわ(笑)。でもここはとても丁寧で、おいしい店でしたね」

「長くやっていると、なくなっちゃった店もずいぶんあって。まあ、店ってなくなるもんですからね。Season1のせきざわ食堂という店は、放送から2年後くらいになくなったんですけど、当時からお店の方が『こんな安くてボロい店は、息子に継がせたら一生嫁が来ない』って(笑)。だから『自分たちで終わりにしていいんだ』なんて言っていたんです。実際なくなって『さみしいな』と思っていたら、その息子さんが茨城で店を出し、それをお母さんとお父さんが手伝っているとSNSで知って、すごくうれしかったですね。嫁が来そうなおしゃれなレストランになっていました(笑)。赤ちゃんの時にお母さんがおぶって仕事して育て上げた子供が一軒のレストランを作って、お父さんとお母さんが手伝っているなんて、いい話じゃないですか。すごく『孤独のグルメ』っぽいストーリーだなと思いましたけど、これは頭で考えてもできないですね(笑)」

素敵なお話ですね。

「あとは、大阪でスタッフが相当探し回って見つけた屋台の串揚げ屋さん(串かつ・どて焼 武田)があるんですけど、そこのお母さんの息子さんが東京の田町で大阪風の串揚げ屋をやっているんですよ。それで、お母さんが『今度孤独のグルメでうちの店をやってくれるんだ』と電話したら、息子さんが『その原作者、うちの店に来て、別の漫画に書いてるよ』って言ったそうで。そのお店、僕が自分で歩いて探し出して泉昌之名義の漫画『食の軍師』で先に書いてるんですよ。『ふらっとQUSUMI』を撮影するために行った時にその話を聞いて、まさか母と子の店を漫画とドラマでやることになるなんて本当に偶然で、すごくびっくりしましたね(笑)」

「大久保にある淀橋市場の中の食堂(伊勢屋食堂)も、自分で歩いて見つけて、やっぱりこれも泉昌之の『食の軍師』で書いたんです。そしたら、それを見たドラマのスタッフが、『うわー、ここ今度ドラマでやる! かぶった! どうしましょう、いいですか?」と言ってきて。漫画では店の名前も変えちゃってるから、『全然いいんじゃないですか』ということで、漫画で描いてから一カ月後くらいに、ドラマでもやりました(笑)。自分の考えたセンスの店を、スタッフも探したっていうことは、すごくうれしかったな」

長く続けていることで、つながっていったものがあったんですね。貴重なお話、ありがとうございました!

  • ©テレビ東京
  • 取材・文/小林未亜 撮影/高嶋佳代(インタビュー写真)