特集 Special Feature

「栄伝亜夜を演じることは、本当に奇跡的な体験でした」

第43回日本アカデミー賞 優秀作品賞&優秀主演女優賞&新人俳優賞受賞 映画『蜜蜂と遠雷』4月8日(水)~レンタル提供スタート!!

松岡茉優 SPインタビュー

表現力豊かな演技で支持を受ける人気女優・松岡茉優。彼女の主演映画『蜜蜂と遠雷』が4月8日(水)よりレンタル提供開始となる。提供開始を記念して、完全撮りおろし&スペシャルインタビューをお届け! 本作の見どころや、撮影裏話を聞いた。また、松岡の出演する関連作品も紹介していく。

DVD発売前に提供!

『蜜蜂と遠雷』

  • HD
  • PC・スマホ

ビデオ番号:06305 提供期間:4月8日(水)~
【購入】2,750円(税込) 【レンタル】550円(税込)/48時間

イントロダクション

第43回日本アカデミー賞で、優秀作品賞&優秀主演女優賞&新人俳優賞のほか、全7部門を受賞した『蜜蜂と遠雷』。主演を務めた松岡茉優は、どこにでもいそうな女の子から個性の強い役どころまで、表現力豊かに魅せる女優へと成長してきた。主演でも端役でもその魅力を十分に発揮する彼女が演じた、栄伝亜夜は将来を嘱望されていた天才ピアノ少女。だが、母の死をきっかけに表舞台から消えるも、再起をかけ自分の音を探しにコンクールに挑むという難しい役どころだ。その複雑な心の変化を細やかに演じる松岡の姿に、きっと胸が熱くなるはず。

ストーリー

芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選に、天才ながら母の死をきっかけに表舞台から消えた栄伝亜夜が参加。そこで3人のコンテスタントと出会う。サラリーマン奏者の高島明石(松坂桃李)。優勝大本命のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)。そして“ピアノの神様”の推薦状を持った謎の少年、風間塵(鈴鹿央士)。熾烈な戦いを通し刺激し合う中で、亜夜はかつての自分の音楽と向き合うことになる。

蜜蜂と遠雷

松岡茉優 SP撮りおろしカット&インタビュー

「手に汗握る、ちょっとバトルアクションのような映像になっています」

史上初の直木賞&本屋大賞W受賞を果たした恩田陸の小説「蜜蜂と遠雷」を映画化。若き4人のピアニストたちが熾烈な戦いを通してお互いを刺激し合い、葛藤し成長していく姿を描いた本作。主演を務めた松岡茉優に、作品の見どころや撮影裏話を聞いた。

松岡茉優(まつおかまゆ)

'95年生まれ、東京都出身。
2020年は、映画『劇場』と映画『騙し絵の牙』(6月19日(金)公開予定)が控えている。

――このお話をいただいた時の感想をお聞かせください。

私は元々恩田陸先生の大ファンで、これまでにもいろいろな作品を読ませていただいているのですが、実写化されたらやりたい役がいっぱいあるなぁと思っていました。ですから本屋大賞と直木賞を同時受賞された「蜜蜂と遠雷」を読むのも楽しみにしていました。でも、本を読むよりも先に、実写化で主演のお話をいただいて、正直、嬉しさや喜びよりも責任感と不安の方が大きかったです。いざ読んでみると、「蜜蜂と遠雷」は大自然のようでした。音が鳴り、目の前に光景が広がり、もう本当に鼓膜が震えるような唯一無二の読書体験でした。そしてそんな中で、栄伝亜夜という役をやらせていただけたのは本当に奇跡のようでした。大好きな恩田先生の作品で主演を任せていただけた経験は、5年後、10年後の私にとってかけがえのないものになっているだろうと思います。

――栄伝亜夜を演じることについては、どう思われましたか。

栄伝亜夜という人物像は確実に原作の中にあったので、役作りに関してはあまり難しくはなかったです。楽曲はピアニストの河村尚子さんが弾いてくださいましたが、録音現場を拝見し、河村さんの弾く音や、その姿を見ていると、まさに答えはすべてそこにありました。おそらく本作は、他の作品よりも常に答えが用意されていたように思います。ですから私は、映画全体をどう昇華させられるか、恩田先生に「映像化して良かった」と思ってもらうためにはどうしたらいいか、それらを模索して葛藤する日々でした。

――栄伝亜夜のどんなところを見てほしいですか。

本作には4人の天才が登場しますが、私が演じる亜夜にとって大事だと思ったのは、風間塵(鈴鹿央士)との連弾シーンとオーケストラとのセッションから本戦までの流れです。原作に書かれている亜夜の唯一の心の吐き出し口である、奏ちゃんが映画では登場しません。孤独な戦いということで水族館のガラスのような分厚い壁が亜夜の周りにはあると思いました。一回戦二回戦は観客をなるべく意識せず弾きましたが、本戦では孤独な天才少女が一人のエンターテイナーになる瞬間を見てもらいたいと思ったので、観客と目を合わせ、お客さんの様子を確認しながら弾くことを大事にしました。戦い方やバックボーンの違う天才たちが出会い、ぶつかり悩むことで、それぞれが成長していく。その瞬間を見られるのは本当に痛快で、スカッとするんじゃないかと思います。興奮しますよ。

――松岡さんと栄伝亜夜が重なって見えました。

恩田陸先生によって生み出された“栄伝亜夜”という人物を、恩田先生にというよりも栄伝亜夜に納得してもらうために演じました。私が「ねぇ、このシーンすごかったね」って思ったら、栄伝さんに「ホントだね」って言ってもらえるように、またどのように演じたらいいか分からなくなった時には、栄伝さんに「すみません、このシーンどうしたらいいですか」と問い掛けるように、そんな風に話し合いながら演じていました。

――子供の頃、ピアノを習っていたそうですね。

そうなんですが、むしろやってなかったことにしたいです(笑)。小学一年生ぐらいから中学一年生ぐらいまで通っていましたが、大変おさぼりな学生でした(笑)。

――「春と修羅」の演奏はいかがでしたか?

本当に難しいんですよ。でも映像で見ると、特にカデンツァの即興の部分は、弾き手それぞれがまったく違うアプローチをしているので面白いと思います。クラシックに馴染みのない方には一番面白いところなんじゃないでしょうか。原作ファンの方には、「あぁ、これは、この音になるのか」という瞬間もあると思いますし、原作を読んでいない方には、こんな面白いクラシックの手法があるんだと感じてもらえると思います。

――指揮者役の鹿賀丈史さんとのシーンはスクリーンから緊張感が伝わってきました。

あのシーンは原作にもあるのですが、本当に胸をえぐられるようなつらいシーンで、実際に演じるのは怖かったです。亜夜がショックを受けて、気持ちが落ちるところまで落ちてしまう大事なシーンなので、より丁寧に演じました。

――斉藤由貴さんとの唯一やり取りをするシーンもとても印象的でした。

斉藤さんはこちらの気持ちを根こそぎ持っていってしまうような魔力のある女優さんなので、目を見ているだけでも自分の意思が揺らぐような感じがしました。この作品は亜夜が少女から女性になるストーリーでもあると思うんです。斉藤さん演じる三枝子とのシーンは少女と女性の対峙というか、亜夜の少女性と三枝子の女性としての成熟度の違いというのがハッキリ表れた対照的なシーンで、私も強く印象に残っています。

――最後に、作品をこれから見る方々へメッセージをお願いします。

石川(慶)監督が最初に、「疾走感のある作品にしたい。演奏シーンは、ゆったりまどろむ感じではなくてアグレッシブなアプローチがしたい」とおっしゃっていましたが、まさにその通りの作品になっていて。手に汗握るというか、ちょっとバトルアクションのような映像になっています。きっと原作ファンの方にも納得してもらえると、本気でそう思います。本当にステキな映画ですから、ぜひ多くの方に見ていただきたいです。

ヒストリー

  • 1.デビュー

    8歳で芸能界入りすると、「おはスタ」でおはガールとして本格デビュー。その後、連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し、責任感の強い熱血タイプのキャラクターを熱演。主人公が所属するアイドルグループのリーダーという役柄で、2013年の紅白歌合戦にも出演するなど一気に知名度を上げる。その後、演じる役によって表現を変えられる高い演技力で数々のドラマや映画に出演し、演技の幅を広げていく。

  • 連続テレビ小説「あまちゃん」

    連続テレビ小説「あまちゃん」

    • HD
    • PC・スマホ

    NHKオンデマンド まるごと見放題パック 月額990円(税込)
    【レンタル】(単品購入)110円(税込)/3日間 提供中

    東北・北三陸の小さな田舎町が舞台で、宮藤官九郎が脚本を手掛けたオリジナル人情喜劇。主人公の天野アキ(能年玲奈)は、母・春子(小泉今日子)の故郷で祖母・夏(宮本信子)の後を追い海女さんを目指す。挫折、奮闘の後、アイドルを目指し上京。様々な困難の中、周囲の人を巻き込み立ち向かって成長していく姿を描く。松岡は、アキが所属するGMTのリーダー・入間しおり役で活躍。

  • 2.成長期

    「真田丸」で、大河ドラマに初出演。主人公の正室・春役は、一見すると天真爛漫な女性ながら、実は心を病んでいるという二面性を抱えた難しい役だったが、見事にそのギャップを演じ切った。また、映画『勝手にふるえてろ』で、初主演ながら妄想の恋と現実の恋に悩みながら成長していく女性を好演。第27回日本映画プロフェッショナル大賞の主演女優賞を受賞するなど、演技派女優への道を確実なものへとしていく。

  • 勝手にふるえてろ

    勝手にふるえてろ

    • HD
    • PC・スマホ

    ビデオ番号:16072  提供期間:提供中
    【レンタル】440円(税込)/7日間

    同名小説の映画化。24歳のOLヨシカ(松岡)は、中学の同級生イチ(北村匠海)に10年間片思い中。イチとの過去の思い出を召喚したり、趣味である絶滅した動物について調べたり1人忙しい毎日を過ごしていた。そんなある日、同じ会社に勤める二(渡辺大知)から突然交際を申し込まれる。「人生初告られた!」とテンションがあがるも、いまいち二との関係に乗り切れず…。

  • 3.現在

    心の機微を表現できる女優に成長した松岡は、映画『万引き家族』で、日々の暮らしの中を懸命に生きる一家の一員役で出演。作品の人気だけでなく、松岡自身も数々の助演女優賞を受賞し、その地位を確立した。コメディもシリアスも演じ分けることができる松岡を、三谷幸喜やリリー・フランキーなども認めており、その演技力は実証済み。さらに、バラエティーでも見せる物怖じしないトーク力も、彼女の魅力のひとつとなっている。

  • 万引き家族

    万引き家族

    • HD
    • PC・スマホ
    • PG12

    ビデオ番号:92140 提供期間:提供中
    【購入】2,750円(税込) 【レンタル】440円(税込)/7日間

    是枝裕和監督、第71回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞作品。街角のスーパーで鮮やかな連係プレーで万引きをする父・治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は、ある日、団地の廊下で小さな女の子(佐々木みゆ)が凍えているのを見かねて、家に連れ帰る。その家は母の初枝(樹木希林)のもので、妻の信代(安藤サクラ)、彼女の妹・亜紀(松岡)も一緒に暮らしていた。