特集 Special Feature

第2回SPインタビュープレゼン芸人 第2回SPインタビュープレゼン芸人

ティモンディ

「プロだけでなく野球をしている子どもたちに、その子のいいところを褒められる指針が増えた気がしました」(前田)

SPインタビュー第2回はプレゼン芸人として番組に出演する、ティモンディが登場。野球強豪校出身の彼らならではの視点で、番組データの面白さや今シーズンの注目選手などについて話してもらいました。

(左)前田裕太、(右)高岸宏行 ‘15年結成。「アメトーーク!」や「炎の体育会TV」などで、2人の高校球児時代の経験や、高岸の何事にもポジティブなキャラクターが受け、現在人気急上昇中。 (左)前田裕太、(右)高岸宏行 ‘15年結成。「アメトーーク!」や「炎の体育会TV」などで、2人の高校球児時代の経験や、高岸の何事にもポジティブなキャラクターが受け、現在人気急上昇中。

「野球の楽しみ方のバリエーションが、またひとつ増えた!」(高岸)

――お二人とも野球経験者で、済美高校という高校野球の名門校出身。野球関連のお仕事もたくさんしていらっしゃいますが、今回のような企画は珍しかったのではないでしょうか?

前田裕太(以下/前田)「そうですね。我々はプレーする側が多いので、数字とかデータをめちゃくちゃ意識することは、あんまりなかったですね」

高岸宏行(以下/高岸)「数字よりはフォームとか取り組む姿勢とか、僕らも実演してみるとか、ということが多いので、すごく新鮮でまたこれも楽しかったです!!」

前田「野球を見る時は、僕らもボーッと見ている部分も結構多くて(笑)。そういう意味では、いろんな楽しみ方みたいなものを今回教えていただいた感がありました」

高岸「うん。データを気にするということは、はっきり言ってそんなになかったので。今季のプロ野球の楽しみ方のバリエーションがまたひとつ増えましたし、新しい自分たちにも出会えました!」

――お2人は「2ストライクに追い込まれても長打が打てる打者ランキング」と「初球で必ずストライクが取れる投手ランキング」をプレゼンされました。やはり切り口は興味深いものがありますか?

前田「はい。打率や被打率みたいなものは、もちろんいつも見ていますが、環境やシチュエーションによって数字はだいぶ違いますし。実はこういう選手はこういう環境に強いというようなことがわかると、見方もだいぶ変わるな、と思いました。例えば、子どもがもし野球をやっているとして、三振率が高かったとしても、“キミにはほかにこういういいところがあるんだよ”と、いいところを褒めてあげられる指針が一個増えそうな気がして、いいなと思いましたね。あと僕ら、現役時代というか高校・大学で一緒になった選手たちの名前も挙がってきているからか、やっぱり当時一緒にやっていた選手たちって本当にすごいなぁっていう思いがあります。高岸はどう?」

高岸「うん。順位は見ていただいてのお楽しみですけど、特に山田(哲人/東京ヤクルトスワローズ)選手は自分たちと同じ世代を代表するスタープレイヤー! やっぱりすごいなぁというのと、僕たちも勇気づけられるというか元気がわくので、これからも山田選手含め、みんな応援したいなっていう気持ちは強く増しましたね!!」

前田「負けられないな、っていうのもあるしね」

高岸「うんっ!」

前田「精神力とか動じない心とかっていうのが、こんなに如実に数字として表れるのもちょっと面白いなと思いました」

「みんなに勇気を与えられる数字だなと思います!!」(高岸)

――メンタル面が数字に表れているということになりますよね。

前田「そうなんですよ。野球にもいろんなデータがありますが、その数字が高いとどうなのか、他の数字との関連はどうなのか、とか見方や意味がちゃんとわかっていると、また変わってくるだろうなって改めて思いました。僕らの高校時代は、“(投手は)とりあえず打たれないのがいい”っていう感じだったもんね」

高岸「そうだね。勝つためにいかに点を取るか、一つでも塁を進むにはどうするのか、っていうプロセスや手段、結果にしか頭がいかなかったので。正直、打率とかはやっている時は一回も、話も出なかったと思う」

前田「そうね」

高岸「もちろんファーストストライクを取るとか、追い込まれてからどうやって対応するのか、メンタル的なことと技術的なことは話していたけど、こういう数値があるっていうのは僕にとって新鮮でした」

――済美高校でもそうだったんですね。

前田「監督はそういう(数字の)視点でも見ている可能性は結構あると思います。その数値を高めるための指導とかはされていると思うんですが、選手側は技術に目がいっていると思いますね。だから、こういうフィードバックがあると、またちょっと違ったんじゃないかなと。“自分がこういうことを変えたら、この数値が上がった”っていうのを実際に目にできると、今の野球をやっている学生たちのモチベーションもまた変わってきそうですよね。努力の方向性がすごく分かりやすく出る。だから、あまり必要のない努力を一生懸命して、本当にしなきゃいけない部分がおろそかになってしまう…みたいなことも少なくなるんじゃないかという気もします。“自分がやっていることって間違いじゃないんだ”っていう自信にもつながる一つの“指針”ができると思うので、現役の子にこそ、ちょっと知ってほしい部分はあるなと思いました」

高岸「うん、知ってほしいね!」

前田「でもさ、こういうのが数字で分かるっていうのは、なんかすごい世の中になったよね(笑)。僕らの時なんか、とりあえず“こういうフォームでやりなさい!”っていう“イメージ”だったもんね」

高岸「そうだね。『マネーボール』(※実話をもとに、メジャーリーグの貧乏球団を独自の理論で常勝球団に育て上げた男の半生を描く作品)って映画にもなった(オークランド・)アスレチックスをデータ分析で強くしていった実話もありますし。こういうデータが出てくると、どんな人でも名監督になれるような時代が来るんじゃないですかね(笑)。みんなに勇気を与えられる数字だなと思います!!」

「高岸と比較することで、プロのすごさをわかってもらえたら」(前田)

――「初球で必ずストライクが取れる投手ランキング」の収録前に、「これは面白そうだ」とお話しされていましたね。お2人ともピッチャーの経験があるので、より思い入れがありましたか?

前田「そうですね、やっぱり我々はピッチャーをやっていた時期が長かったので。監督の教えで“初球ストライク取れ!”は結構な頻度で言われてたもんね。試合の度かな。なんなら試合中にも言われるし」

高岸「もうずっとだったね。どこの高校もそうだとは思いますけど、ファーストストライクは特に言われていたことなので。このランキングを見て、改めてプロへのリスペクトの気持ちも増しました!」

前田「そもそもコントロールがいい中で、どれだけみんなが意識して投げているのか、っていう。プロの人たちの“意識”みたいなものを感じる部分がありました。高岸だってマウンドで辛い思いってたくさんしてきたでしょ?」

高岸「うん。それはもちろん!」

前田「その中でこういう数字が残せるっていうのは、ただ技術があるだけじゃないんだよね」

高岸「うん! 精神力も共に鍛えているというか。その努力の結晶が数字で表れているということなので、かっこいいなと思いますね。どんな局面でもここまでパーセンテージを上げられるっていうのは、心の強さの表れです!!」

前田「自分がピッチャーの時に同じぐらいの心の強さでいられるかって言われたら、ちょっと自信ないもんな。もちろんプロはプレッシャーも想像を絶するものですけど、同じポジションの経験者としては、気持ちはよくわかるよね」

高岸「わかる! 相当な練習量だと思う!!」

――進行中に、高岸さんのプチ情報もちょこちょこ挟まれていたのも面白かったです(笑)。

前田「高岸はプロに行けていないので、やっぱりプロとの違いはあるよね、っていう意味で(比較対象として)出させてもらいました(笑)。プロのすごさっていうのは、比較すると如実に出ると思いますし、そもそもすごい人たちの集まりで、皆さんレベルが高いので、ちょっとピンときづらいっていうのもあるんじゃないかな、と。もちろん、高岸を比較に出すことで笑いにつながればいいなと思ってはいましたけど(笑)」

高岸「僕の情報なんて正直、本当にどうでもいいんです!! でも、僕と比較することで分かりやすいのであれば、いいと思います。そう願っています!!」

前田「プロのすごさを伝えるためだったら、高岸の成績の低さはいくらでも言うよね(笑)。あと高岸は実際に対戦したことがある選手も多いので、本当はすごいのにあんまり知られていない選手がいたら、“実はこんなにすごいんだよ!”っていうのは伝えていきたいなと」

「誰一人として注目じゃない選手はいない。全員に期待して楽しんで!!」(高岸)

――経験者の視点が活きた、お2人ならではの解説ですよね。収録を振り返ってみて、手応えはいかがでしたか?

前田「高岸、どうだった?」

高岸「ベストは尽くした! 楽しくできたと思います!」

前田「よかった(笑)。いろんな進め方があると思いますが、やっぱりティモンディとしては、実際に自分たちが経験してきたことを交えて紹介するというのが、我々にしかできない部分かなと思ったので、そういう意味ではうまくできたんじゃないかなと思います」

――最後に、今シーズン注目している選手やチームを教えてください。

前田「僕は’92年生まれなので、やっぱり同い年の’92年組です。今、段々と各球団の中で、例えば(横浜)DeNA(ベイスターズ)だったら山﨑康晃選手だったり、(福岡)ソフトバンク(ホークス)だったら千賀滉大選手だったり。’92年組が球界を引っ張る立ち位置になってきていて。そういう選手たちが活躍して、結果を残しているのを見ると、僕らも頑張ろうっていう活力になります。個人的にはそろそろ山﨑選手が優勝しているところを見たいなって思っているんですけど、基本的には’92年組の皆さんを応援しています。とにかく皆さんが頑張られた分だけ、報われてほしいなと思いますね」

高岸「僕は、同世代はもちろんですけど、昨年のキャリアハイの選手が今年はどうなのか、ブランクから復帰してきた選手はどうなのか、移籍した選手はどうなのか、ゴールデンルーキーと言われる人がどうなのか、昨年鳴り物入りで入ってきた人はどうなのか…。とにかくいっぱいいろんな楽しみ方があるんです。なので、もう、全部です!!」

前田「そうだね(笑)。移籍して成績が変わる選手もいるし、支配下登録だった育成枠の選手が引っ張られてきて開花するとかもあるし。(相性が)合うコーチと巡り会っただけで、グンと伸びる選手もいるもんね」

高岸「うん、いつ花開くか。ここもまた楽しみなところです! 育成の選手ももちろん、30歳越えてからのブレークもあるし」

前田「千賀投手なんてわかりやすかったよね。同じソフトバンクの柳田(悠岐)選手も若い頃からこんなにバンバン打ってなかったし」

高岸「最初の3年は凡打でもいいからフルスイングを、というバッティングコーチとの二人三脚であそこまでのすごいスラッガーになったからね」

前田「もしかしたら違う球団だったら違う結果だったかもしれない…という」

高岸「そう! 育成方針やコーチ、監督でも全然変わるっていうところもすごく楽しい!」

前田「そういう意味では移籍ってめっちゃ面白いよね」

――お話を聞いていて、とにかく全員から目が離せないということが分かりました。

高岸「そうなんです! 間違いない! 誰一人として注目じゃない選手はいないですし、いろんな楽しみ方ができるのがプロ野球なので、全員に期待して楽しんでほしいなと皆さんに言いたいです!」