特集 Special Feature

映画『前科者』公開記念 有村架純×磯村勇斗撮りおろしカット&SP Interview

「ビッグコミックオリジナル」にて連載中の漫画「前科者」を、『あゝ、荒野(2017年)』で数々の賞を受賞した岸善幸が実写映画化。犯罪者の更生に寄り添う“保護司”を主人公に、豪華俳優陣が希望と再生の物語を紡ぐ。
主人公・阿川佳代を演じた有村架純と、佳代の中学時代の同級生で刑事の滝本真司を演じた磯村勇斗。2人に作品の見どころや撮影時の裏話、2人にとって“寄り添う”人物などを聞いた。独占撮りおろしカットにも注目!

映画『前科者』1/28(金)
全国ロードショー

  • あらすじ
  • 罪を犯した者、非行のある者の更生に寄り添う国家公務員、保護司。保護司の阿川佳代(有村架純)は仕事にやりがいを感じ、様々な“前科者”のために奔走していた。そんな中、佳代は物静かな工藤誠(森田剛)を担当することに。誠は更生を絵に描いたような人物だったが、ある日、忽然と姿を消し再び警察に追われる身となってしまい…。
  • キャスト
  • 出演:
    有村架純、磯村勇斗、若葉竜也、マキタスポーツ、石橋静河、北村有起哉、宇野祥平、リリー・フランキー、木村多江、森田剛
  • 監督・脚本・編集: 岸善幸
  • 配給: 日活・WOWOW

映画『前科者』

有村架純磯村勇斗撮りおろしカット& SP Interview

「僕らはヒデとみね子じゃなくて『前科者』の中に生きている阿川と真司だとすぐに思った」(磯村)

――社会復帰を目指す前科者に寄り添う保護司・阿川佳代と、犯罪への怒りを胸に燃やす刑事・滝本真司。それぞれのキャラクターを演じる上で意識したことを教えてください。

有村架純(以下/有村)「彼女自身が持つ“存在価値が分からないまま生きている感じ”を大事にしながら、一方的な正義のヒーロー、熱血教師になるのではなくて、対象者に寄り添うことができる距離感を上手く表現したいという部分をすごく考えました。そのために、どこまで諭すように言うのか、セリフひと言ひと言に込める力量みたいなものは意識しましたね。保護司という職業については、たくさんの資料を読んだり、現場にいらした保護司の方にお話を伺ったりして勉強させていただきました」

磯村勇斗(以下/磯村)「分かりやすく言うと、真司はずっとマグマがぐつぐつしている感じなんです。阿川との過去の出来事が今の刑事という職業につながっていて、加害者を許さない、二度と同じことが繰り返されないように自分が止めなければならないという使命感に追われているんです。その苛立ちが目や手に出るように意識して演じていました」

――お2人は、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」以来の再共演となりますね。

有村「『ひよっこ』は温かい作品で、なんて平和な現場なんだろうといつも思っていました。だからこそ、ちょっと照れくささもありながら“今回、ちゃんとできるかな”という気持ちも正直ありました。でも、現場に入ってすぐに、磯村くんの佇まいや顔つきから(ひよっこの)ヒデさんじゃないなと感じて、その後は、あうんの呼吸で進められたと思います」

磯村「本当に同じ思いです。今回、ご一緒させていただくことはすごく楽しみだったんですけど、僕もどこか緊張していました。でも最初に撮影したコンビニでのシーンで、僕らはヒデとみね子じゃなくて、『前科者』という作品の中に生きている阿川と真司だとすぐに思ったんですよね。架純ちゃんの目や空気感が“阿川佳代”だった。なので、そこからは安心して現場に挑みました」

――今回は複雑な感情を抱えた関係ですが、現場でコミュニケーションを取られたりはしたのでしょうか?

有村「常に緊張感のある現場だったので、あまりお話をするような距離感じゃなかったですよね」

磯村「仲良しの役でもないので、多少の距離感は必要で。でも、『ひよっこ』の時と変わらない架純ちゃんの姿が現場にはあったので、僕はうれしかったんです。あの頃のまま穏やかで優しくて、“おはよう”って言えばニコッとあいさつを返してくれる。彼女のひまわりみたいな姿が変わらずにあるなと思いました」

有村「磯村くんの笑い声は、いつもすごく楽しそうなんですよ。現場でその声を聴くと、“いっそんだ!”って思うんです。今回の現場で唯一笑ってたのが、磯村くんとマキタ(スポーツ)さんと一緒にいる時だけだったんですよ(笑)。それ以外は全部笑顔を封印してやっていたので。磯村くんがいることで、少しリラックスしてるんだなって感じていました」

関連作品

有村架純

フォルトゥナの瞳

事故で家族を失った木山慎一郎(神木隆之介)は、友人も恋人も作らず仕事のみに生きてきた。しかしある日、死を目前にした人間が透けて見える能力“フォルトゥナの瞳”を持っていることに気づき、生活が一変。力に苦悩する日々の中、桐生葵(有村架純)に出会う。明るい彼女に惹かれていき、2人は幸せな日々を過ごすが、それも束の間、ついには葵までもが透け始め…。

©2019「フォルトゥナの瞳」製作委員会

るろうに剣心 最終章 The Final

明治の時代。中国大陸の裏社会を牛耳る武器商人・雪代縁(新田真剣佑)は自身の姉・巴(有村架純)を殺害した、かつての“人斬り抜刀斎”である剣心(佐藤健)や、明治政府に恨みを持っていた。縁は部下たちに、剣心とその仲間たちの道場などを襲わせる。責任を感じた剣心は、これまで仲間たちに明かしてこなかった、自身の過去について明かす。

©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会

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アメリカの人気刑事ドラマ『コールドケース~真実の扉~』の日本版第3シーズン。吉田羊をはじめとする豪華キャストがさまざまな時代で起きた未解決事件の隠された真実を掘り起こす。有村は、第3話にゲスト出演。日本を代表する大女優・貴船美沙を演じた。

©WOWOW/Warner Bros. Intl TV Production

バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~

富士山の麓にある撮影所バイプレウッドでは民放各局の連続ドラマや映画など、たくさんの作品が撮影され、大いににぎわっていた。松重豊、田口トモロヲ、光石研、遠藤憲一らバイプレイヤーズも有村架純主演のネット連続ドラマ「小さいおじさん」の撮影中だった。楽しく撮影が始まろうとしていたその時、有村が共演している犬がいないことに気付く。

©2021「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会

ギャルバサラ-戦国時代は圏外です-

名古屋に住む高校生・あさみ(有村架純)は、補習の課外授業で同級生の優(春花)とヒロ子(荒井萌)、公平(賀来賢人)と博物館へ。だが、そこで会った卓也(森廉)も合わせ、5人は時空の穴、“タイムホール”に吸い込まれて戦国時代に到着してしまう。5人は後の豊臣秀吉である木下藤吉郎と同じ村出身の男性3人組と出会い、彼らと行動することに。

©2011「ギャルバサラ」製作委員会

リトル・マエストラ

過疎化が進む港町、石川県志賀町福浦。ここには歴史の長いアマチュアオーケストラがあった。世界的指揮者の弟子だったという吉川(沼田爆)の指揮の下、皆演奏を楽しんでいた。だが、ある日吉川が他界、オケは解散の危機を迎える。唯一の音大出身者であるみどり(釈由美子)は楽団存続のため、生前吉川が天才と自慢していた孫娘・美咲(有村架純)を新指揮者に迎えるが…。

©2012「リトル・マエストラ」製作委員会

花束みたいな恋をした

明大前駅で同じ終電を逃した麦(菅田将暉)と絹(有村架純)は、いずれも大学生。始発までの時間つぶしで深夜営業の店に入るが、カルチャーなどの趣味が自分たちは共通していると知る。デートを重ねた2人は互いに愛し合う仲となり、大学卒業後、同棲を始める。

©2021「花束みたいな恋をした」製作委員会

前科者 -新米保護司・阿川佳代-

阿川佳代(有村架純)はアルバイトで生計を立てながら、罪を犯した者の更生を助ける無給の国家公務員である保護司になることを決意する。研修会などを経て、保護司になったばかりの佳代は、恐喝および傷害罪で懲役2年を経て仮釈放となった斉藤みどり(石橋静河)、実の兄を殺害し6年の実刑判決を受けるが刑期を半年残して仮釈放となった石川二朗(大東駿介)、覚醒剤取締法違反で執行猶予となった田村多実子(古川琴音)を担当することに。

©香川まさひと・月島冬二/小学館 ©2021「WOWOWオリジナルドラマ 前科者 -新米保護司・阿川佳代-」製作委員会

磯村勇斗

今日から俺は‼劇場版

時は1980年代。転校を機につっぱりデビューした三橋貴志(賀来賢人)とトゲトゲ頭の伊藤真司(伊藤健太郎)は、次々やってくる強敵を返り討ちにしていく毎日。三年になったある日、かつて二人が壮絶な戦いを繰り広げた不良の巣窟・開久高校の一角を隣町の北根壊高校が間借りすることに。磯村は、開久高校No.2・相良猛役で出演。

©西森博之/小学館 ©2020「今日から俺は!!劇場版」製作委員会

アクターズ・ショート・フィルム 機械仕掛けの君(監督:磯村勇斗)

  • アクターズ・ショート・フィルム 機械仕掛けの君(監督:磯村勇斗)

  • 1/29(土)深1:00~1:30
  • BS9(Ch191)WOWOWプライム

5人の才能ある俳優がショート・フィルムの監督に挑戦。撮られる側から撮る側へ…“映画のWOWOW”が開局30周年を記念し、俳優たちと立ち上げる短編映画企画。磯村が監督を務めた『機械仕掛けの君』は、アンドロイドが進化した近未来社会が舞台。AI技術者の照康(泉澤祐希)はその社会に不安を抱き、反体制運動に身を投じていた。照康の弟の鳳太は、ある日、泰明と出会い友達になる。

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森田剛

ヒメアノ~ル

ビル掃除のパートタイマーをしている岡田(濱田岳)は、同僚からカフェの店員・ユカ(佐津川愛美)への恋の橋渡しを頼まれ、向かった先のカフェで高校時代の同級生・森田(森田剛)と再会する。ユカから「森田からストーキングを受けている」と知らされた岡田は、高校時代に過酷ないじめを受けていた森田に対して不穏な気持ちを抱くが…。

©2016「ヒメアノ~ル」製作委員会