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村上信五のだれかおるやろ!TOPへ

村上信五撮りおろしカットSPインタビュー 村上信五撮りおろしカットSPインタビュー 村上信五撮りおろしカットSPインタビュー

25年のキャリアと芸能界で多彩な人脈を持つ村上信五が、相談者の悩みを「だれかおるやろ!」の頼もしい一言で請け負い、解決に導くドキュメントバラエティー番組「村上信五のだれかおるやろ!」。初めての収録を終えたばかりの村上信五に、番組について語ってもらった。

とんでもない泥船だったかもしれない(笑)

――初回の収録を終えた感想は?

今回は、あまり作り込み過ぎていない感じとドキュメンタリー感のある雰囲気が出ていて、テレビと配信番組のいいところを合わせたようなハイブリッドな番組になっているのではないかと思います。

――この番組は村上さんも企画から参加されているそうですね。

僕が最初にアイデアを話したのは今年の5月でした。この形だったらいける!となってからは早かったですね。番組自体、先の見えない展開になるのですが、僕の意図をスタッフの皆さんが理解してくださり、少数精鋭でできたように思います。

――番組の行方は誰にも分からない感じですね。

そうですね。先の見えない中で、みんな僕という船に乗ってくれたわけですが、これはとんでもない泥船だったかもしれないですよ(笑)。本当にどうなるか分からない。

良くも悪くもすごく神がかった展開になればいいな

――収録では自由な雰囲気を感じました。

意識しているわけではありませんが、そう感じていただけるということは、僕がこれまでに培ってきた何かでしょうね。今の時代、無駄を楽しめなくなってきているといいますか、きっちりしなきゃいけないという社会の雰囲気がありますよね。でも本来、映像の娯楽って無駄なものをもうちょっと楽しんでもいいと思うんです。この番組は起承転結をあまり考えないで進めていけるのが一番の特徴です。ストーリーがどう転がっていくかでシリアスなシーンが出てきたり、あるいは楽に着地できたり…。良くも悪くもすごく神がかった展開になればいいなと思います。万が一、ゲストの方の悩みを何も解決できないまま着地しても、それはそれで僕の人間力のなさが露呈したというリアリズムのある番組になると思います(笑)。

――“ガチ”な感じが伝わってきました。

昨今のテレビでは、あまり見られない雰囲気かもしれませんね。でも僕らが昔見ていたテレビの生放送だとこのくらいの感じは普通に流れていたんじゃないかなと思います。社会の雰囲気に逆行しているつもりはありませんが、ちょっとした清涼剤になるような、これぐらい攻めてもいいんだっていうコンテンツになっていると思います。

――今日のゲストの方々も村上さんなら本当に解決してくれるんじゃないかとうれしそうに話されていました。

その約束だけはできませんけどね(笑)。でもそう言っていただけるのは番組を作っている側としてはめっちゃうれしいです。

僕のできる役割の一つが橋渡しなのかな

――村上さんのこの番組での立場は“依頼人”と“解決人”の橋渡しですね。

人生橋渡しですから(笑)。気付けば僕もそういう役回りに落ち着いてきたのかなと。

――村上さんのこの番組での立場は“依頼人”と“解決人”の橋渡しですね。

人生橋渡しですから(笑)。気付けば僕もそういう役回りに落ち着いてきたのかなと。

――若い頃はそういう役回りではなかったと?

全然全然。若い頃はこんな風に他ジャンルの方々と仕事をさせていただけるとは思っていませんでした。知り合いが増えると、あっち立てればこっち立たずになったりもして難しいこともありますけれど、いろいろな方面の方々とお会いしたことが財産になってもいますし、そういったご縁でここまでやってこられたことは事実なので、出会いには本当に感謝しています。まあ尖っていた20代の頃よりは僕自身、随分まるくなっていると思いますから、そういう意味ではちょうどいい年齢になって、僕のできる役割の一つが橋渡しなのかなと考えています。

――依頼人の悩みを本当に考えていましたね。

そりゃ本当に考えていますよ(笑)。でも確かに従来の番組でしたら違う回路を使っていますね。今、この場を落ち着かせる着地点は何だろうっていう回路ですけど、今回はよりプライベート思考に近い回路を使いました。

――悩みというよりも、お願いという感じもありましたが。

悩みとお願いは紙一重だと思いました(笑)。どんな依頼でも全力で挑むつもりではいますが、長寿番組になったら大変なことになってしまうかもしれません(笑)。

後輩たちへの大きな滑走路にしたい

――この番組では村上さんの実際の人脈を知る楽しさもありますね。

そこもこれから精査していって、あまり見ることができない人間模様をお見せしたいと思っています。(解決人は)有名人というよりも、その悩みに合った本当のプロフェッショナルな力が必要になってくるかもしれませんね。

――ゲストの方の弱みや悩み、本音の部分も興味深く感じます。

どんな一流のアーティストでも俳優でもアスリートでも人間的な瞬間を持っているわけですから、無理にそこを見せようというのではありませんが、そういう一面が垣間見える瞬間はあると思います。

――後輩たちへの道筋にもなるのでは?

道が途切れるかもしれませんけど(笑)、大きな滑走路にしたいとは思います。また後輩たちへの一つの指針として、ジャニーズ(事務所)のタレントでもこういうやり方もあるんだよ、というのを見せられたらいいですし、超理想論としてこれがプラットフォームになればいいなと思います。

――なにより全力投球の村上信五を見ることができる番組ですね。

全力でやった人間、本気でやった人間しか出せない滑稽なところってあると思います。そんな僕の滑稽なところも見ていただけたら。もう汚れてもいいと思っていますしね(笑)。“そこまでしているの?”というようなところも楽しんでもらいたいですね。

どう転がっても楽しいところに着地させたい

――最後に、番組を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。

ゲストの悩みを解決するために全力で取り組みますが、どのような結果になるのか実際のところ分かりません。要するに僕の人間力が試される番組でもあります(笑)。「この番組を見て元気になってください」とも「見たら明るくなりますから」とも言いません。でも見ていただけたら今のマインドが映るかもしれません。何かを見るとき…そう絵画などは分かりやすいと思うんですが、自分の心の持ちようで、なんやねんと思って見る絵はなんやねんとしか見えませんが、前のめりになって見たら何か自分にしか発見できないものが見えるじゃないですか。めっちゃ偉そうな例え方ですけど(笑)。ですから絵画のような感じで見ていただけたらありがたいですね。ガハハと笑う番組でもないですけど、決して暗くはないので見て落ち込むことはないと思います。村上信五という39歳の一成人男性の生き方や人脈、お金についてはこう考えているんだとか、そういう意味での生々しさはあるでしょうが、どちらに転がっても楽しいところに着地させたいです。僕の今までの経験や人脈をフルに生かした開放的な番組になると思いますので、見てくださる方々が自由に考えて楽しんでいただければうれしいです。

PROFILE
'82年生まれ、大阪府出身。関ジャニ∞のメンバーで、主にキーボード、ピアノを担当。現在のレギュラー番組は、「関ジャニ∞クロニクルF」(フジテレビ)、「月曜から夜ふかし」(日本テレビ)、「ありえへん∞世界」(テレビ東京)、「関ジャム完全燃SHOW」(テレビ朝日)など。11月17日(水)の関ジャニ∞オリジナルアルバム「8BEAT」が発売される。

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