特集 Special Feature

村上信五のだれかおるやろ!TOPへ

村上信五撮りおろしカットSPインタビュー 村上信五撮りおろしカットSPインタビュー

豊富な人脈と天才的なコミュニケーション力、発想力で最適・最強の解決人を探し出し、ジャンルを超えた出会いを橋渡し。成功も失敗も全てを曝(さら)け出す、相談者の本気に本気で応えるドキュメントバラエティー「村上信五のだれかおるやろ!」。
6月22日(水)、29日(水)の放送では、元サッカー日本代表・大久保嘉人の悩みを解決。今回はその収録現場に潜入し、収録を終えての感想やこれまでの番組を振り返ってのスペシャルインタビューを村上に実施。さらにはメンバーからの反響や、村上自身の“個性”についても語ってもらった。ここでだけの撮りおろしカットも必見!

Photo/干川修 Interview/衣輪晋一

「嘉人の新たな一面、人間味を余すことなく伝えられたと思う」

――まず、今回の収録を終えての感想をお願いします。

大久保嘉人さんの新たな一面、彼の人となりというか人間味を余すことなく伝えられたんじゃないかと思いますね。相談編で触れていますが、以前から嘉人とは仲良くさせてもらっている、勝手知ったる仲なので、普段の嘉人をバラエティーのカメラの前でかなり出せていると思います。

――新たに見つけた大久保さんの一面、印象的なシーンなどはありましたか?

印象的だったのは…足ツボマッサージかな(笑)。嘉人が“出川(哲朗)さんみたいになりたい”って相談編で話していたので、それをかなえるためにいろいろ挑戦してもらっているのですが、あのリアクションは新鮮でしたね。終盤もドッキリにすごいリアクションを見せてくれているので、放送を楽しみにしていてもらいたいです。

▲ バラエティー番組でよくありそうな5つの企画にチャレンジした大久保。中でも足ツボマッサージでは顔を真っ赤にして悶絶。周りが大爆笑するほどのリアクションを見せる。

大久保嘉人(おおくぼ・よしと)
1982年6月9日生まれ。福岡県出身。
J1リーグ3年連続得点王、J1リーグ最多得点記録(191ゴール)を残し、2021シーズンをもって現役を引退。現在、テレビやラジオなどに活動の場を移し、サッカーに限らず様々なジャンルで新たな挑戦を続ける。

「他の番組にはない“違い”を楽しんでいただけているのかな」

――番組が放送スタートから半年以上が経過しました。改めて振り返っていかがですか?

もうそんなに経ちましたか…。正直、想像以上のものが作れている感じはします。スタッフの方々がすごく頑張ってくれていますし。この番組ならではなのが、以前来てくださったゲストの方と、別の現場でお会いした時「(番組に)また呼んでください」って言ってくださるんです。そういうことって、僕自身、あまり経験がなくて。多分、一対一で話すコンテンツということに新鮮味を感じてくださっているのと、お悩みを解決できることもあれば、リアルにうまく行かない時もありますので、その僕たち番組側の真摯な向き合い方に理解を示してくださっているからじゃないかと思うんです。それは、他の番組にはない“違い”を、ゲストの方も視聴者の皆さんも分かって楽しんでいただけているのかなと。そういった手応えを非常に強く感じています。

――“違い”という部分を、もう少し詳しく教えてください。

誤解を恐れずに言うと、テレビ番組には一定のパッケージのようなものがあると考えていて。クイズ番組もグルメ番組も、見やすさを追求していって今の形があると思うし、それが間違いだとも思いません。ただ、この番組はそこに敢えてとんでもないカウンターパンチ…でもないか(笑)。ほどよい“ズラし方”をしているんじゃないかなと。台本がないというのも本当で、冒頭のディレクターやゲストの方とのトーク部分も視聴者の方には新鮮に映っているのかなぁと。

「苦楽を共にしてきたメンバーの言葉は、うれしいし励みになる」

――なるほど。ちなみに、メンバーや周りの方々から反響はあったりしましたか?

メンバーだと、岡田結実さんがゲストに来てくださった回の解決編に、ヤス(安田章大)に出演してもらったんですけど。その時…ぎゅっと(ヤスの)発言を凝縮させると、すごく心の底から「しんちゃん(村上)、大変なことやってるねんね」と言っていました。なんとも言えない表情で(苦笑)。(この番組は)従来のテレビの作り方とは少し違っていますからね。ベースはもちろんテレビですが、ちょっとずつ手間も掛かっていますし。スタッフの皆さんも相当な工夫をしてくれている。そういうのをヤスは感じ取ってくれてのひと言だったのかなと。苦楽を共にしてきている(関ジャニ∞の)メンバーがそう感じてくれているというのは、正直うれしいですし励みにもなっています。

――素敵ですね。ゲストに来てくださった方からはいかがでしょう。

(島)太星さんは、薄毛を気にされている相談だったんですが、解決編を経てすごく喜んでいるという話をスタッフさんから、何回聞いたか分からんっていうぐらい聞いてます(笑)。僕としても“そんなに喜んでくれているのか”とうれしいですし、ゲストの方がそこまで「本当にありがとうございます」って言ってくださることって、あまりなかったかなと。YOUさんも、解決編で得た情報をご自身ですぐ調べに行かれたそうで。そんな話を聞いていると、僕も一生懸命頑張って準備した甲斐があったなと。視聴者の皆さんの声ももちろん、スタッフさんがまとめてくださって目を通していますし、本当にありがたいです。

「僕に取り柄があるとしたら、現場に立ってきた打席の多さ」

――この番組を見て、改めて村上さんのワードセンスの素晴らしさに舌を巻きました。常に本を読んだり、バラエティーなどを見てメモしたり、裏での苦労があるのでしょうか。

それはもう僕の人柄でしょうね(笑)。これは(ディレクターの)大吾さんも言ってくれるんですが、「村上さんってどこでも変わらないですよね」と。ほんまに僕のテレビもラジオも全部見て聴いてしてくれてるらしいんですけど、「裏側でもあのままですよね」って言ってくれるんです。それで、僕も「あ、そうなんや」と。自分でも意識したことないし、でもそれって、あかんやんけって。ある意味デメリットでもあるやんかと。

――デメリットになりますか?

例えば、「僕のヒーロアカデミア」で言うたら、僕、“個性”なしですよ(笑)。ただ“明るい”だけですもん。明るい人が陰な要素を持っていたら、きっとそれがギャップになって、ミステリアスな魅力になったりするでしょうけど。(大吾さんの方を向いて)俺、それないもんな!?

――(大吾さんが笑いながら何度も頷く)

でもそういう意味では年々楽になってきているんです。このままでいいんだってことで、プライベートでも現場でも、人を選ばずにこの感じでいられますからね。

――ありのままでのあの言葉選び、回し方、改めて“天才”なんだと思いました。

いや、これが“凡才”なんですよ。僕には秀でたところが何もない。関ジャニ∞のコンサートのMCもそうですけど、ワードチョイスに関してはヨコ(横山裕)の方がすごいし、大倉(忠義)の一発の言葉の威力は絶大やなと感じる。マル(丸山隆平)もある意味そうだし。僕に取り柄があるとしたら、それはこれまで現場に立ってきた打席の多さ。人より多くバットを振ってきたから、その経験分、瞬発性が磨かれたってことはあるかもしれません。

「ゲストの魅力を引き出している僕を、いっぱい褒めてほしい(笑)」

――最後に、番組を楽しみにしている方々へ見どころやメッセージをお願いします。

僕はこの番組では、いい意味で半分演者、半分スタッフ目線でやらせていただいていますから、やっぱり番組がどう転がるか分からないところが一番の見どころかなと思います。この番組自体、エンタメコンテンツとして独自性ができてきていると思っていて。僕も自信を持ってお届けできていますし、この番組でしか見られないゲストの顔やエピソードが宝の山のようにあります。それに“これこそエンターテインメントだな”と思っていただけるような、それでいて見たことあるようでない、そんなコンテンツに仕上がっていると思うので、ぜひご覧ください。そして、そんなゲストの魅力を引き出している僕を、いっぱい褒めてほしいです(笑)。よろしくお願いします!

村上信五(むらかみ・しんご)
1982年1月26日生まれ、大阪府出身。AB型。
7/6(水)に関ジャニ∞ニューシングル「喝采」をリリース。また、関ジャニ∞『18祭』スタジアムコンサートを、7/16(土)、17(日)神奈川県・日産スタジアム、7/23(土)、24(日)大阪・ヤンマースタジアム長居」にて開催。さらに、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」の8/13(土)に出演する。
また、毎週月曜「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)、「午前0時の森」(日本テレビ系)、「関ジャニ∞のあとはご自由に」(フジテレビ系)、毎週火曜「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)、毎週日曜「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)など、テレビでも活躍中。

©ひかりTV/ジェイ・ストーム