トルコ宮廷で巻き起こる圧巻のストーリー展開
オスマン帝国を最盛期に導いた第10代皇帝のスレイマンとそのハレム(=皇妃の住む場所)を描き、世界80ヶ国で大ヒットした「オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜」の続編。前作では数々の賞を受賞し、ハイクオリティーな出来栄えが高い評価を受けた。
本作の見どころは、前作をしのぐ女性たちの激しい権力争い。暗殺や裏切り、後宮の主をめぐる争いや玉座争いなど、様々な思惑が絡み合う女性たちの戦いから目が離せない。

帝国史上“最も偉大な母后”の波乱の生涯を描く
舞台はスレイマン皇帝の崩御から24年後、17世紀初頭のトルコ宮廷。13歳の若さで即位した皇帝アフメト(エキン・コチ)は、ギリシャの島から奴隷として献上された娘アナスタシア(アナスタシア・ツィリビウ)を寵愛(ちょうあい)する。
アナスタシアは“先導者”を意味するキョセム(ベレン・サート)として、若き皇帝の公正なる統治者への道を支えていくことに。
壮絶な愛と権力の物語
しかし、アフメトとキョセムに次々と試練が襲い掛かる。父帝メフメト3世の早世の裏に隠された秘密や大皇太后サフィエとの対立、玉座を脅かす陰謀、皇帝アフメトに忍び寄る魔の手など…キョセムの波乱の人生が幕を開ける。
“オスマン帝国”時代背景を知る
- 14~20世紀初頭まで、600年余り続いたイスラム教の大帝国。第10代皇帝スレイマンが治める16世紀に最盛期を迎えた後、1922年のトルコ革命によって滅亡した。
- 16世紀後半から17世紀半ばにかけてのオスマン帝国は「女人の統治」と呼ばれ、ハレムの女性たちが宮廷内外の諸勢力と結託し、国政に干渉した特異な時代として知られている。キョセムは政治にまで介入し権力の絶頂にあったが、最期は宮廷闘争に敗れ暗殺された。